ドラレコ映像の「保存期間」はどのくらい必要?目安は?|上書き削除されない方法を解説!

今使っているドラレコの録画映像、どのくらいの期間保存されるか知っていますか?

ドラレコで録画されたデータは、上書きと削除を繰り返す「ループ録画」で可能な限り録画し続けています。

もしかして、ドラレコを買った時のおまけのようなSDカードを何年も差しっぱなしにしていませんか?

1時間録画を何千回も繰り返しているような「極短の録画サイクル」では、SDカードにかなり負荷がかかっています。

まずは、今使っているドラレコでどのくらい保存できているのかを知ることから始めましょう。

 

  • ドラレコの映像はどうやって保存される?
  • 今のドラレコの保存期間はどのくらいある?
  • ドラレコの保存期間は何時間あればいい?
  • 保存データを上書き削除されない方法は?
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ドラレコ映像の保存期間とは?

ドラレコで録画された映像は、保存できる容量を超えたら古いデータから順に削除されていきます。

そもそも、録画映像はどのように保存されていくのでしょうか?

ドラレコの映像はどうやって保存される?

ドラレコの映像は「常時録画」と「センサー録画」の2つの形式で録画されています。

常時録画

常時録画とは、ドラレコが動作し続ける限りすべての映像を録画し続ける録画形式です。

万が一の時でも「録画されてなかった…」ということはありません。

しかし、膨大なデータを保存するための容量が必要となります。

保存容量があまりにも少ないと、録画データがすでに削除されていたということも十分ありえます。

センサー録画

センサー録画とは、衝撃を感知後の数秒間のみを録画してくれます。

しかも、上書き不可の形式に自動変換してくれるので削除されるということもありません。

ただし、形式が変わったデータが増えすぎると結局古いデータから削除されていきます。

また、センサーが動作しなかったら録画すらされません。

 

今のドラレコではどのくらい保存できてる?

実際に今ドラレコを使っている方は、現状どのくらい録画映像が保存できているのかを確認してみましょう。

簡単に保存容量を確認する方法は、使っているSDカードの容量を調べることです。

もっと詳細に保存容量を知りたい場合は、SDカードをパソコンに差してエクスプローラーで確認できます。

SDカード容量ごとの保存期間!

おおまかなSDカード容量別の保存期間を以下の表にまとめています。

注意点として、録画可能時間はカメラ1台当たりの時間です。

32GBのSDカードで前後2台のカメラで録画した場合、1台当たり2時間が保存期間となります。

SDカード容量録画可能時間(目安)販売価格(目安)
8GB1時間700円
16GB2時間900円
32GB4時間1,400円
64GB8時間2,000円
128GB16時間2,500円

関連記事 8GBのSDカードはドラレコに使えるのか?口コミも紹介!

保存時間には画質設定が影響する!

カメラの台数に加えて、ドラレコで設定している画質設定の内容も録画保存時間に影響します。

ナンバープレートが読み取れないほど画質を下げて、保存時間が増えてもドラレコとして意味がありません。

保存時間を増やしたい場合は、画質に影響しにくい”フレームレート”の項目を画像を確認しながら調整しましょう。

  • FullHDかHDどちらか?
  • フレームレートの間隔は?
  • 高画質か低画質か?
  • 長時間モードにしているか?

ドラレコの機種ごとでも保存期間はちがう!

同じSDカード容量でも、ドラレコの機種ごとに保存期間の目安がちがいます。

64GBのSDカードの場合で比較すると、コムテックでは「FullHDで約160分」保存できますが、セルスターの場合「196分」保存可能です。

約30分の保存時間の差は、大きいと言えるでしょう。

関連記事 機種ごとの録画時間を64GBのSDカードで比較!

ドラレコ映像の保存期間はどのくらい必要?

 

いま起きた事故は「保存されているか」をすぐ確認!

あなたが車に乗っている時に事故や当て逃げ・煽り運転があった場合は、ドラレコの保存期間が短くても問題ありません。

ここで重要なのは、録画されたデータが保存されているかを確認することです。

ドラレコに衝撃録画やセンサー録画などの項目があるので、ここに先ほどの事故映像が保存されているかを確認しましょう。

また、煽り運転などで「手動録画」した際も、念のため確認しておきましょう。

「常時録画」のデータしかない場合、データの上書きを防ぐためその場でSDカードのデータをスマホやPCにコピーしておきましょう。

録画データの守り方

  • 直近の事故は「衝撃録画」を確認する!
  • あおり運転は「手動録画」で確実に保存する!
  • 保存データをコピーして「常時録画」を上書き削除しない!

駐車監視では「8時間」は保存したい!

駐車監視をする場合の録画映像は「8時間」程保存できれば安心できるでしょう。

8時間の根拠は、夜から朝まで駐車監視する場合の平均的な時間が「8時間」だからです。

前日に見覚えのない傷があるのを翌朝発見したら録画データを確認するでしょうが、駐車監視中にセンサーが動作してないことがあります。

このような場合、常時録画を遡って確認するしかありません。

その際、常時録画で8時間保存できていれば「前日21時~翌朝5時」のデータが確認できるので当て逃げの証拠など発見率が高いです。

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予備のSDカードがあれば便利!

朝の出勤前の忙しい時間に、SDカードのデータを8時間分も見る暇はありません。

しかし、今の状態で車を出せば常時録画のデータはどんどん上書き削除されていきます。

このような場合も、とりあえずスマホやPCに保存データをコピーしておくといいです。

それさえも面倒だという方は、「予備のSDカード」があれば差し替えるだけでデータが消えることを防げます。

ドラレコの保存データを上書き削除されない方法!

ドラレコは古い→新しい順番にデータ削除をループし続けることで、短い保存時間でも録画し続けることを可能にしています。

この機能を「ループ録画」といいます。

短い保存時間でも確実に録画映像を残すにはどうしたらいいでしょうか。

SDカードは64GB以上を推奨!

SDカードは64GB以上のなるべく容量が大きいものを使用しましょう。

しかし、ドラレコには推奨されているSDカード容量がそれぞれ決まっています。

ただし、推奨外のSDカードでも全く問題なく録画できるのも事実です。

その際、もしSDカードが壊れてもメーカー補償対象外なので、自己責任対応願います。

SDカードの寿命を延ばす!

SDカードは、メーカーごとに2~4週間ごとに「フォーマット」することが前提となっています。

フォーマットしないと、録画データを繰り返し上書き・削除する際の負荷がSDカード内データにダメージを与えSDカードの消耗が早まります。

SDカードが消耗すると、保存期間短くなっていき最終的に保存できなくなってしまいます。

定期的なフォーマットがめんどうな方は、「フォーマットフリーのドラレコ」を使用しましょう。

 

録画映像設定を調整する!

録画する映像の画質を調整することで、保存可能時間が長くなることがあります。

ただし、調整後は実際の録画映像を確認しましょう。

例えばユピテル「Y-400di」にはVGAという画質モードがあるのですが、30万画素という低画質でナンバープレートの読み取りができるレベルではありません。

保存時間だけを優先するのではなく、「録画する映像のきれいさ」も併せて考えましょう。

見たことない傷を見つけたらデータコピーする!

見たことないような真新しい傷やへこみを発見したら、録画データ(常時・センサー)をコピーしておきましょう。

ドラレコのSDカードのデータは、PCやスマホにコピーするだけで簡単に保護できます。

駐車監視をしている方は特に、このひと手間を惜しまないようにしましょう。

SDカードの保存データのコピーは1分で終わります。

まとめ:今使っているドラレコの保存期間を調べてみる!

 

今回の記事では「ドラレコの録画映像の保存時間」について解説しました。

録画された映像の保存時間は、SDカードやカメラの台数、映像設定、ドラレコ本体により違います。

まずは自分のドラレコでどのくらい録画できるのか知ることから始めましょう。

思ったよりも保存時間が少なすぎてびっくりするかもしれません。

保存時間の目安は駐車監視する場合は、8時間あれば安心できるでしょう。

車に乗っているときの事故や当て逃げ・煽り運転などがあってもそこまで保存時間を気にする必要はありません。

それよりも、保存されたがあるかどうか映像を確認しましょう。

万が一センサー録画や手動録画で映像が保存されてない時は、常時録画のデータが上書き削除されないようにコピーし早めに保護することが重要です。

また、保存期間だけを優先するのではなく、最低限ナンバープレートの番号などが認識できる映像設定であるかも確認しておきましょう。

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