運転に不安があるのは当たり前!運転が苦手なあなたは『かもしれない運転』を意識しよう!
運転初心者は必ず『かもしれない運転』をしてください。
初心者が運転に不安があるのは当たり前です。
運転の事故のリスク少しでも減らしたい、でもなにに注意して教習所を卒業したらどうやって学んで行けばいいのか分からいと思っていませんか?
たしかにそのまま、運転を始めるのは危険です。
年齢別に見ても,やはり18~25歳までの事故がかなり多くなっています。
メンタル的な不安から技術的な不安までどう対処していけばいいのかポイントを教えます。
さっそくすすめていきましょう。
①運転が苦手な人へのアドバイス【メンタル編】
②運転が苦手な人へのアドバイス【実際に運転編】
③『だろう運転』と『かもしれない運転』
この記事を書いたのは…

・運転教育や車両管理を行う
・大型トラックに15年間乗務
・定期的な講習会に参加
不安な運転を克服するポイントについての内容が5分で分かります
運転が怖く(不安)で運転していない人が多い
2017年JAFは、ペーパードライバーを対象にアンケートを行っています。
「運転をしない(しなくなった)最も大きな理由は?」という問いに対して、
- 「運転技量が不安」28.1%
- 「運転することが不安」32.9%
- 「運転技能をどう取り戻せばよいのかわからない」16.3%
という回答結果になりました。
『32.9%』運転することが不安の理由は
走行中は、前後左右を走る車だけではなく、目的地に着くまでの道路選定、交差点、信号、標識の確認、車線変更や、割り込み、路駐やバスの追い越しなど多くの判断を素早く行わないといけないことに、恐怖や不安を感じてしまうようです。
関連記事:初心者が運転を怖がる理由と原因【たった二か所】で70%の事後が起きる!?
運転が苦手な人へメンタル面のアドバイス
運転が不安でも『必要以上に恐れない』
最近の車の操作は、基本的にシンプルで難しいものはありません。
車の運転操作よりも気になってしまうのは、自分以外の車の動きや、歩行者・自転車の飛び出しや逆走、信号のない所での横断といった予測できないルール違反に対応しなければならない事に緊張して固くなり運転に不安を覚えます。
まずは道路状況を体験する為に、親などベテランドライバーの横に乗り、運転席に近い感覚で体験しましょう。
また初心者の内はどうしても危険予測能力が未熟です。
それはみんな同じです、そのために初心者マークを貼って周りに周知する事が必要になります。
ドライブレコーダーの動画などを見ることでもいい練習になりますよ。
運転が不安なら『”かもしれない運転”』
事故の可能性を減らす運転として『かもしれない運転』という運転思考があります。
例えば交差点を直進しているとき、右折待ちをしている対向車線の車が、あなたが通過するのを待たずに、発進してくる『かも』しれませんし、路上駐車している車と車の間から、自転車や子どもが飛び出してくる『かも』しれません。
「かもしれない運転」と呼ばれる危機予測については免許更新の時にもらえる安全運転のしおりが参考になります。
運転が不安だから『事故の発生原因や予防策に関心を持つ』
事故の発生原因は無限にあるようで、意外とパターンが決まっています。
時間に遅れそうで慌てていた、そのために無理な追い越し運転やスピード違反につながって事故を起こしてしまった。
眠気やよそ見、考えごとをしていて、漫然運転をしていた為に、前方車両に追突してしまった。
多くの交通事故はちょっとした焦りや気の緩み、慢心を起因として発生しています。
その予防として、まずはニュースなどで事故映像が流れたら、どういった状況でドライバーはどんな状態だったのかに注意して考え、この事故が起きないようにするにはどうしたら良かったのかを自分なりに考えてみましょう。
関連記事:運転初心者|知るべきポイントと『上達のコツ』大丈夫です、運転は上手くなります。
まとめ
◇初心者マークを貼って回りへ周知
◇危険を予測しやすくなる『かもしれない』運転
◇事故のパターンは意外と決まっている
運転が不安な人へ実践的なアドバイス
初心者、ペーパードライバー講習
指定の運転教習所の中には、ペーパードライバーを対象とした講習を開いている学校もあります。
自分が免許を取った学校が近くにあるのなら問い合わせて見るといいでしょう。
無料で一回は卒業生なら指導してもらえるところが多くあります。
教習所によっては
- 教習所の敷地内から基本をしっかり学ぶコース
- より実践的な技術を学べる路上講習のコース
- 駐車が苦手な人のために駐車集中で学ぶコース
- 高速道路の運転技術を身に付けるコース
などコースが複数用意されているところもあり、自分の苦手な分野を集中して教えてくれます。
運転個人出張レッスン
指導員が自宅や指定場所まで来てくれる個人出張レッスンを行っている教習所や専門のスクールもあります。
教習所のお高いセダンを使って学ぶのではなく、普段自分が乗っているワゴンや軽、ミニバンなどの車を使う事でより実践的な指導を受けれます。
いつもの通勤、家族の送り迎えなどに使う道路や、自宅の車庫入れの安全な方法、目的に合わせた生活に生かせる指導を受ける事が可能です。
ベテランドライバーにお願いする
家族の中に運転を常に行っているベテランのドライバーがいるのならその方に練習をお願いしてみましょう。
まずは助手席に乗って、なるべく運転手に近い目線で回りを確認しながら、分からな所や自分が不安な所のコツを聞いておくといいでしょう。
最後は交代してもらって運転して帰るのもいいですが、それでも怖い場合は広い駐車場で邪魔にならない場所を選んで練習してみましょう。
バックや駐車、車のライトやウィンカー、ワイパーなどの各種操作方法もしっかりと確認しときましょう。
まとめ
- 教習所で初心者講習を受ける、各種コースも選択出来る
- 自宅に来てもらって普段から運転する車で指導してもらう
- 家族にベテランドライバーがいるなら一緒に乗る
運転に不安を感じるぐらいがちょうどいい
『だろう運転』で事故に近づく
「だろう運転」とは、危険につながる状況を都合よく楽観的に予測して運転することを言います。
「たぶん大丈夫だろう」「出てこないだろう」と考える事です
運転を続けて行くと、その状況の経験から思考がプラスに働いて、予測をいう形で事故を防ぐ事ができます
しかし、まだまだ運転を始めたばかりでは、経験がないので単なる思い込みや勘になりマイナスに働くいてしまい、「きっと大丈夫だろう」と思い込み、危険な運転に繋がります。
「たぶん大丈夫だろう」という慢心が事故を引き起こし、「こんなことに悲惨なことになるなんて…」と後悔したくはありません。
運転する以上、事故の危険性は必ず存在します。
だろう運転のメカニズム
『だろう運転』の事故は運転中の『認知』の部分が欠落した状況で起こります。
自分が見てる景色と、他人が見てる景色は違います。
しかしこの基本が抜け落ちて勝手に『そのまま曲がるだろう』『止まってくれるだろう』と思い込み衝突事故が起こります。
例えば、右の路地に左折で入ろうとしている車、スピードを落とさないでも十分な車間距離がありそのまま曲がればブレーキを踏まずとも追い越せます。
しかし、その路地の先から対抗車が来ているかもしれませんし、前方の車の陰に自転車がいるかもしれません。
曲がっている途中で車は止まり、ブレーキを踏む意識のなかったあなたは追突してしまいます。
そこで登場するのが「かもしれない運転」です。
『かもしれない運転』は不安からくる安全運転
「かもしれない運転」とは、「対向車が来るかもしれない」「止まらないかもしれない」「飛び出してくるかもしれない」など、起こりえる危険を予測し運転することです。
赤でも横断歩道を渡る歩行者、いきなり急ブレーキを踏む車、いつ、どんな状況で突発的な事態が起きるか分かりません。
事故の多くは、「危険を予測できなかった」ことに起因すると言えるでしょう。
「自分ならそんな行動はしない」と思うことを他人が行ったときに事故が起こります。
「かもしれない運転」を心がけることで周りの状況に気を配り、余分の危険を予測して避ける余裕を生み出すわけです。
「かもしれない運転」はネガティブにも見えますが、とても重要な考え方で余裕ある運転のための心構えと言えます。
まとめ
◇経験のない『だろう運転』は都合よく、楽観視してしまっている危険な運転
◇安全で余裕のある運転は『かもしれない運転』です