【ユピテル】Y-3000のレビューやスペックを解説!業界初、リアカメラで車内を録画するってどういうこと?

この記事では、ユピテル「marumie Y-3000」のレビューやスペックを解説します。

業界初の「リアデュアルカメラシステム」による3カメラを採用しており、360度ドラレコのように側面も含めた広い範囲を録画可能です。

口コミでは、ナンバープレートの小さな文字の判別が甘いとの声もあります。

しかし、YouTubeの動画を見てみると前後FullHDということもあり個人的にはかなりキレイな画質だと思います。

特徴

最大の特徴は業界初の「リアデュアルカメラ」と呼ばれる、前1台+後ろ2台(室内とリア)構成の計3台カメラ仕様です。

後方から室内を録画するので、顔を写すことなく録画できるためプライバシー面でも安心ですね。

側面の録画は、2ドアタイプの車よりセダンやワンボックスタイプの車に乗っている方に効果を発揮するでしょう。

360度カメラとの比較

「Y-3000」では車内カメラで横からの事故も録画できるので、録画範囲は360度ドラレコとほぼ同等です。

しかし、360度ドラレコでは魚眼レンズが使われているので映像が歪んだように見えるのです。

その点、3カメラだと映像が歪まずに平面的にキレイに映るので見やすいです。

スペック

「Y-3000」のSDカード推奨容量は「128GB」です。

メーカー補償期間は他社が1~2年程度であるのに対し「3年」も補償してくれます。

「買替保障制度」にも対応

「Y-3000」では事故などの外的要因による損傷も保証してくれます。

保証期間内であれば”一律4万円”が支給されるので覚えておきましょう。

関連記事 事故でドラレコが壊れたら一律4万円支給される「買替保障制度」とは?

取り付け

電源はシガーソケットではなく配線を加工する必要があります

「Y-3000」はカーショップでの取り付けを想定しており、自分で取り付けるには知識や経験が必要となるでしょう。

本体タイプ一体型
カメラタイプ3カメラ(前方・後方・車内撮影)
モニターあり
液晶サイズ2型(インチ)
動作温度範囲-10℃~60℃
録画・録音機能常時録画
G(加速度)センサー録画
手動録画
音声録音
対応メディアmicroSDXCカード(16GB~128GB)
電源電圧12V
買替補償金制度対象対象

録画時間の目安

「Y-3000」の録画時間として、「常時録画」「駐車監視(タイムラプス)」「駐車監視(動体検知)」の場合を解説します。

常時録画の場合

常時録画中では、カメラ2カメラ(フロント1台・リア1台2レンズ)で「1カメラ当たり約352~424分録画」できます。

SDカード容量高画質普通
128GB約352分約424分
64GB約176分約212分
32GB(付属品)約88分約106分
16GB約44分約53分

駐車監視(タイムラプスの場合)

駐車監視ではタイムラプスモードか動作検知を切替できます。

タイムラプスモード下では、「1カメラ当たり約504~608分録画」できます。

SDカード容量高画質普通
128GB約504分約608分
64GB約252分約304分
32GB(付属品)約126分約152分
16GB約63分約76分

駐車監視(動体検知の場合)

駐車監視で動体検知した場合、付近で人の動きを感知した時に感知して20秒を保存します。

保存件数は「152~184件」です。

SDカード容量高画質普通
128GB152件184件
64GB76件92件
32GB(付属品)38件46件
16GB19件23件

画質

「Y-3000」はフロント・リアどちらもFullHD画質なのでリアカメラの映像もキレイです。

「ナンバーは見えるけど府県などの小文字は見えない」という口コミがありましたが、動画では問題なくナンバープレートの小文字も確認できました。

さすがに夜間の映像ではナンバーしか見えませんでしたが、STARVISが搭載されているので明るく視認性は高いです。

フロント

画素数(フロント)有効画素数:最大200万画素
総画素数:200万画素
最大解像度(フロント)1920×1080
撮像素子カラーCMOS(STARVIS技術搭載)
画角(フロント)レンズ画角 水平138°/垂直78°/対角162°
最大記録画角:水平138°/垂直78°/対角162°
レンズ画角:対角162°
F値F2.2
フレームレート29.1コマ/秒

リアカメラ

画素数(リア)有効画素数:最大200万画素
総画素数:200万画素
最大解像度(リア)1920×1080
撮像素子カラーCMOS(STARVIS技術搭載)
画角(フロント)レンズ画角 水平128°/垂直63°/対角155°
F値F2.2
フレームレート29.1コマ/秒

駐車監視機能

別売りの「電圧機能付き電源ユニット」があれば駐車監視が可能です。

バッテリー上がり対策として、電圧値が一定まで低下したら自動でドラレコが停止してくれます。

この電圧値を4種類から選択できる点も、「Y-3000」の特徴と言えるでしょう。

  • 12.2V
  • 12V
  • 11.8V
  • 11.6V

駐車監視中の動体検知

「Y-3000」では、駐車監視中に動体検知センサーが作動し自動録画します。

この”動体検知”では、検知してから20秒間の映像を自動保存してくれます。

動体検知のセンサー感度は「高い・普通・低い」から選択可能です。

また、車に乗った時に直近の検知情報を知らせてくれるので、不審者情報を早く得られます。

関連記事 駐車監視中のセンサー感度はどのくらいに設定するべきか?

駐車監視中のデメリット

駐車監視中には動体検知をオンにするため、本体ボタンを長押ししてを動体検知状態にします。

つまり「走行中は常時録画」・「駐車監視する前には動体検知録画」に手動で切り替える必要があります。

その他の機能

「HDR」や「スーパーキャパシタ」などの基本的機能は完備しています。

駐車監視中はタイムラプスにより長時間録画が可能となります。

駐車監視機能別途、駐車監視用ケーブルで可能
LED信号機対応
GPS
ノイズ軽減対応
WDR機能×
 HDR機能
スーパーキャパシタ
タイムラプス機能
駐車監視時

安全運転支援機能

「先行車接近お知らせ機能」で自分の予期していない追突やあおり運転をアラートしてくれます。

最近あおり運転冤罪なる、自分ではあおり運転したつもりではないのにあおり運転として通報されることもあるので注意しましょう。

関連記事 あおり運転してないのに通報されたらどうしたらいい?

先行車発進お知らせ機能
先行車接近お知らせ機能
前方信号お知らせ機能×
車線逸脱お知らせ機能
エコドライブサポート機能×
車速アラーム機能×
長時間運転通知機能×

サイズ・重量

フロントカメラ幅x高さx奥行き65x53x28 mm
重量91 g
リアカメラ幅x高さx奥行き118x27x27 mm
重量51 g

レビュー

Amazon・価格ドットコム・Twitterでのレビューを紹介します。

Amazon

ユピテル「Y-3000」|3カメラドライブレコーダー
3.5

3つのカメラであなたを守る。
フロントカメラと、業界初のリアデュアルカメラ。
全方面記録で、ドライブに確かな安心感をもたらします。

価格

47,080円

レビュー件数

15件

レビュー

3.5

Amazonでのレビューは「高評価レビューがない」という結果になりました。

そもそものレビュー件数が15件しかないというのも要因です。

ただし、口コミによるレビューがないだけで15件中9件は星4以上の評価をされていますので誤解されないように。

高評価

レビューなし

低評価

低評価レビューでは画質の低さを指摘する声が多かったです。

個人的には、YouTubeの検証動画では画質が低いとは感じなかったので「感じ方は人それぞれ」という印象です。

口コミ

ケンタ
本体にタイマーが付いてないし…
2022年3月16日に日本でレビュー済み
本体にタイマーも付いてないし電源on offもない、走行中のナンバー認識を厳しいです。高価な割にはガッカリしたかな。唯一良かったのは室内カメラくらいで両サイドは思ってたより綺麗に撮れてました。


Amazon のカメちゃん
他車のナンバー確認が・・・
2022年4月2日に日本でレビュー済み
2ヶ月経過の使用経験です。日中のみで運転しての感想です。画質は程々。解像力は最低。他車のナンバー確認としては走行中の録画では100%不可能。停車中の録画でも直前・直後の車両ナンバーがなんとか判別可能な状態(最高画質にて録画)。3カメラ録画の機能としては画角はベストなのですが・・・。

価格ドットコム

高評価

価格ドットコムの評価が高いレビューとしては、360度カメラと同性能で価格が安いという声が多かったです。

デザインや本体の操作性にもまったく問題ないようです。

口コミ

ドライブレコーダー初心者さん
2022年1月11日 15:39
初めての新車購入でしたので、いろいろ検討しました。
当初は360°モデルと思ってましたが、3カメラなるものがあることを知って、比較してこのモデルにしました。

価格はそれなりにしますが、ほかの3カメラと比較すると若干安く、デザインもすっきりしておりこれにしてよかったと思います。


syu_natu_ecoさん
2022年3月14日 00:47
フロントカメラ部が小型化され、運転時に視界の邪魔になりません。リアカメラ部は2カメラが筒状になっており、これも視界の邪魔にならないと感じました。
フロントカメラ本体に小さなボタン4つでカメラ切替やSDのフォーマットなどが行えます。
初回設定したら、通常は操作することは少ないので、操作性に支障はないと思います。

本体の小さな画面では簡易な確認しかできませんが、PCでの映像はコントラストも高く、以前設置していたドラレコよりは見やすいと感じました。

低評価

録画映像の画質は「ナンバー4桁は読み取れるが、府県名などははっきり見えない」という声がありました。

そのほか、液晶の小ささや立ち上がりの遅さも指摘されています。

注意したいのが「リアカメラ取付位置」です。

後方カメラで車内も録画するため、中央に取り付けるとちょうどワイパーの切れ目にあたり雨の日などは水滴で見えにくくなったようです。

口コミ

syu_natu_ecoさん
2022年3月14日 00:47
初期設定(高解像度)ですが、ナンバーのうち4桁部分は読み取れますが、府県名など小文字ははっきりとは見えないようです。
CMではミニバンなどの後方・側方が大きな窓での効果を宣伝していますが、コンパクト系では後部席のヘッドレストや窓の狭さなどから十分な情報が得られないかもしれません。


naka8292さん
2022年4月21日 22:40
真ん中でって指定してそのまま預けた自分が悪いのですが、雨の日だとワイパーを使っても真ん中は拭き取りされなかった為、水滴で見えにくくなります。

後方カメラから車内を写すので右か左に寄ってしまいますね。
車種にも寄ると思いますが、取り付けの際には良く確認してみてください。

Twitter

Twitter上では「marumie Y-3000」と「VANTRUE N4」で迷っている方が多かったです。

「VANTRUE N4」も3カメラタイプドラレコで「Y-3000」とでよく比較されているようです。

高評価

 

低評価

 

まとめ:ワンボックスでしっかり駐車監視したいなら「Y-3000」!

室内カメラは左右から突っ込んでくるかもしれない車両を監視できるから有用です
正直2ドアクーペよりセダンやワンボックス車の方が間違いなくその能力を発揮してくれそう

引用:Twitter

今回の記事では「marumie Y-3000のレビューやスペック」について解説しました。

業界初の「デュアルリアカメラシステム」による3カメラを採用しており、360度ドラレコのように側面も含めた広い範囲を録画可能です。

ただし、駐車監視する時に毎回ボタンを長押しして動体検知モードにする必要があります。

また、画質に関しても人によっては”あまり画質がよくない”と感じることもあるようです。

しかしながら、ほぼ死角なく駐車監視でき長時間録画も可能な4万円台のドラレコは他にはないでしょう。

ユピテル「marumie Y-3000」は、側面の録画を生かせるワンボックスなど大きな車に乗っている方に特におすすめのドラレコです。

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