【ドラレコ常時録画】デメリットだらけ?24時間愛車を守れる「超効率的」常時録画術!

【デメリット】ドラレコ駐車監視する前に知るべきことは?駐車中も車を守る「録画術」

「車に見たことない小傷がある…」

「うちのドラレコで駐車監視できる?」

「駐車監視するとバッテリー上がりするって聞いたことあるけど」

 

駐車中もドラレコで長い時間録画したい、けど本当に大丈夫なんでしょうか?

じつは長時間の駐車監視が車載バッテリーやSDカードの機能を低下させるというデメリットがあるんです。

  • そもそも「駐車監視機能」とは何なのか?
  • 駐車監視による「デメリット」とは?
  • デメリットを解消する「効果的な録画術」とは?

最悪なのは、駐車監視のデメリットを知らずとりあえず駐車監視している状態です。

駐車監視のデメリット対策をすれば、より確実に簡単に愛車を守ることができます。

そもそも「駐車監視機能」とは何なのか?

「駐車監視機能」とは、走行中と同様に駐車中もドラレコで録画できる機能のことです。

ドラレコによっては駐車監視機能がないものもあります。

また、別売りの専用ユニットが必要なことが多く、配線や接続も難しいケースが多いです。

しかしながら、車上荒らしや当て逃げ・いたずらなどトラブルに備えることができます。

駐車監視時の2つの録画形式

駐車監視時の録画形式には、「常時録画形式」「イベント録画形式」の2つがあります。

  • 常時録画:設定した時間を常に録画し続ける。
  • イベント録画:異常が発生しセンサーが感知した時のみ録画する。

「常時録画」で確実に録画できる!

常時録画とは、「走行時や駐車時に可能な限り録画し続けてくれる」ドラレコの録画形式のひとつです。

証拠映像が確実に残るので、「トラブルへの対応力が高い」ことが特徴です。

「イベント録画」で効率的に録画できる!

イベント録画では、センサーが感知した時だけ録画し、かつ録画映像を上書きできないファイルに変換してくれます。

ピンポイントに自動録画・上書き保存できるので省エネで高効率」なのが特徴です。

イベント録画ではセンサーが自動検知する!

このイベント録画には、2つのセンサー(Gセンサー・モーションセンサー)が検知することで録画を開始します。

Gセンサーとは、衝撃検知のことで車への衝突などを感知します。

モーションセンサーとは、動体検知のことでセンサー範囲に近づく動きを感知します。

Gセンサー(衝撃検知)車への外部からの接触を検知して、接触の前後数十秒を自動で録画と保存をしてくれる。
モーションセンサー(動体検知)車付近の動きを検知して、検知し続ける限り録画と保存をしてくれる。

ドラレコ「駐車監視」によるデメリットは?

常時録画形式とイベント録画形式には、それぞれメリット・デメリットがあります。

各録画形式の特性を理解することで、駐車監視による最悪の事態を避けることができます。

常時録画のデメリット

常時録画では、長時間録画するため車のバッテリーへの負担が高くなってしまいます。

また、録画データが膨大になるためSDカードの消耗も早まります。

つまり、バッテリーやSDカードの劣化を早めてしまうことがデメリットです。

イベント録画のデメリット

嘆く

イベント録画では事件や事故の前後だけがセンサーで録画されます。

センサーの感度が高すぎると、雨や砂利道でも反応し録画容量がいっぱいになります。

逆に低すぎると、ちょっと擦った程度では録画されないことがあります。

つまり、センサー次第では録画されない危険性があるのです。

 

「センサーはどのくらい衝撃を感知するのか?」については以下の記事で解説しています。

 関連記事:ドライブレコーダーはどのくらい衝撃を感知する?メーカーごとの感度設定方法を解説!

録画形式常時録画イベント録画
メリット録画の取りそこねがない録画効率が高く、バッテリーやSDカードへの負荷が低い
デメリット車載バッテリーやSDカードに負荷がかかるセンサー次第では録画されない可能性がある

 

駐車監視で常時録画したい!デメリット&解消法は?

常時録画のデメリットは、車載バッテリー・SDカードへの負荷が高いことの2つです。

しかし、最適な周辺機器や録画の設定、SDカードフォーマットで簡単に解消することができます。

デメリット解消法
①バッテリーの劣化を早める
・外部バッテリーを電源供給先にする。
・バッテリー劣化に早く気付く。
②SDカードの劣化を早める

・可能上書き回数が多いSDカードを選ぶ。
・SDカードを定期的にフォーマットする。
・タイムラプス機能付きドラレコを選ぶ。

 

常時録画のデメリット① 車のバッテリーが劣化しやすくなる

駐車監視時に常時録画すると、車のバッテリーに「大きな負担」がかかります。

なぜなら、車が走行していない(=車載バッテリーが充電されない)状態なのに、バッテリー残量が減り続けるからです。

バッテリー交換時期が早まることも…

常時録画を頻繁に行うと、バッテリー寿命は2年以下になるとも言われています。

通常であれば、だいたい3~5年くらいは交換せずに使用できると言われています。

車が急にバッテリー上がりした場合の対処法と対策は、以下の記事で解説しています。

デメリット解消法:外部バッテリーと接続する!

モバイルバッテリー

車のバッテリー劣化の問題を解決する方法は、車載バッテリーと接続しないことです。

では何から電源を供給するのかというと、用の「外部バッテリー」です。

外部バッテリーとは?

車用マルチバッテリーで、座席の下などに置いておくことが多いです。

炎天下でも不具合や故障など発生しにくい設計です。

ライトが付属していたりと、キャンプなど車外での利用も可能です。

おすすめの外部バッテリーは?

おすすめの外部バッテリーは、ikeep製の「MIGHTYCELL(マイティセル) EN12000」です。

特徴は、50分という短い時間で、最大70時間も録画できることです。

価格は4万円前後しますが、楽天のレビューも4.5以上と高評価です。

 

駐車監視にオススメの外部バッテリーは、以下の記事で詳しく解説しています。

 関連記事:【駐車監視】ドライブレコーダー用バッテリーは必要?録画容量だけで選ぶのは絶対ダメ!

デメリット解消法:バッテリー劣化サインを見抜く!

バッテリーが劣化することを理解した上で「車のバッテリーと接続する」のもいいでしょう。

車載バッテリーと接続する際は、車のバッテリー劣化のサインを見逃さないようにすることが重要です。

「交換時期をあらかじめ決めておく」などして対策しましょう。

 

車のバッテリー劣化のサインを見抜く方法は、以下の記事にまとめています。

関連記事:ドラレコの『常時録画ができない』3つの原因と解決方法!そのドラレコ、ちゃんと録画出来てると言い切れますか?

バッテリー内蔵ドラレコもあるが…

ドラレコ本体に「リチウムイオン電池」が内蔵されているタイプもあります。

しかし、このリチウムイオン電池自体が劣化するというデメリットがあります。

また、録画時間も90分ほどしかないものが多く常時監視には向きません。

 

常時録画のデメリット②『SDカードの劣化を早めてしまう』

常時録画では、長時間の録画に伴い大量の録画データが保存されることになります。

結果として、SDカードが酷使され劣化が早まります。

デメリット解消法:ループ録画設定を確認する!

ループ録画とは上書き録画を繰り返す機能です。

これにより、少ない容量のSDカードでも効率よく録画映像を保存できます。

ループ録画設定が「ON」になっているか確認してみましょう。

デメリット解消法:上書き可能回数が多いSDカードを選ぶ!

SDカードには上書きできる回数が決められています。

つまり、上書き可能回数が多いSDカードを選ぶことが重要です。

上書きできる回数によってpSLC、MLC、TLCの3タイプがあります。

タイプ名上書き可能回数
pSLC20000回
MLC3000回
TLC500回

【タイプ別】録画できる日数は?

SDカード(32GB)で「走行中のみ5時間」と「24時間」常時録画した場合の録画可能日数を比較します。

録画の画質やドラレコ性能などによって差が出るため、表の通りにはなりません。

3.4ヶ月と11年は極端な例ですが、SDカードを選ぶ際には「pSLCタイプ」や「MLCタイプ」を選ぶことをおすすめします。

録画予定時間TLCタイプ
(500回)
MLCタイプ
(3,000回)
pSLCタイプ
(20,000回)
走行中のみ録画5時間500日(1.4年)3000日(8.2年)20000日(55年)
常時録画24時間 104日(3.4ヵ月)625日(1.7年) 4000日(11年)

デメリット解消法:SDカードを定期的にフォーマットする!

pSLCタイプのSDカードと大容量の外付けバッテリーを用意したから大丈夫、という訳ではありません。

定期的なメンテナンスとして「フォーマット(初期化)」が必須です。

フォーマットとは?

フォーマットとは、ループ録画で溜まった「不良セクタ(物理障害の一種)」を掃除することです。

フォーマットしないと不良セクタが溜まりきってしまい、SDカードが使えなくなってしまいます。

最低でも、月に一回はフォーマットすることをおすすめします。

 

デメリット解消法:タイムラプス機能付きドラレコを選ぶ!

SDカードへの負担を減らす対策として、「タイムラプス機能」がついたドラレコを選びましょう。

タイムラプス機能とは?

タイムラプス機能とは「画像形式で”コマ送り録画”」してくれる機能のことです。

コマ数はドラレコにより違いますが、1秒当たり1コマから5コマ以上で録画できる機種もあります。

タイムラプス機能でドラレコを選ぶ際は、コマ数がなるべく多い機種を選びましょう。

タイムラプス機能の落とし穴

タイムラプス機能のフレーム数が少ないと、ぶつけられてすぐに逃げられた場合に映らない可能性があるようです。

センサー録画する場合も、録画開始までにタイムラグがあるため録画されない可能性があります。

 

タイムラプスでは、解像度を落とさないので、とりあえず写ってさえいれば車のナンバーも確認可能な理屈になりますが。。。落とし穴はあります。
ZDR035のタイムラプスは1秒1フレームと極端にフレーム数を落としますので、例えばドアパンチした車が高速で発進したような場合、フレーム間が空きすぎたコマ送り状態となってしまい、ちょうどナンバーが視認しやすいアングルの映像が映っていないということは十分あり得ます。

引用:『タイムプラス録画は役に立ちますか』のクチコミ掲示板

 

まとめ:駐車監視のデメリットは解消できる!

今回は「長時間の駐車監視録画によるデメリット」について解説しました。

駐車監視はとても優れた機能ですが、デメリットがあると聞くとなんだか駐車監視することに抵抗がありますよね。

しかしお分かりの通り、駐車監視によるデメリットは簡単に解消することができます。

 

自分の愛車に万が一のことがあった後で後悔しても遅いです。

ドラレコで後悔しない未来を選択しましょう。

スポンサーリンク