ドラレコで”駐車監視したい”ならコレ!「運行管理者」がガチでおすすめする【ドラレコ3選】
ドラレコで駐車監視したいけど「何を基準にドラレコを選べばいいのか?」と悩んでいませんか?
ドラレコはいまや多くの方が当たり前に設置しており、様々なメーカーや種類、機能があって何を選んだらいいのかわかりませんよね。
駐車監視をメインでドラレコを検討しているなら、「バッテリーへの対策」がしっかりとされているドラレコを選びましょう。
①ドラレコで駐車監視するには?
②駐車監視することによるデメリットは?
③駐車監視用おすすめドラレコ3選を紹介!
「駐車監視にぴったりのドラレコ」が5分程でわかります。
この記事を書いたのは…

・運転教育や車両管理を行う
・大型トラックに15年間乗務
・定期的な講習会に参加
駐車監視によるデメリットをよく理解しないままただ安いだけのドラレコを購入すると、危険です。
事故の際に録画できていなかったり、最悪の場合ドラレコが車のバッテリー上がりを引き起こす危険性もあります。
この記事を読んで、駐車監視機能の「悪い面」も含めてまずは理解を深めることが大事です。
それでは、さっそくすすめていきましょう。
ドラレコで駐車監視するには?
ドラレコで駐車中も録画するには、「常時録画形式」と「イベント録画形式」があります。
まずは2つの違いについて解説します。
「常時録画形式」とは?
その名のとおり、24時間つねに録画し続ける録画方式です。
メリットは「録画し損ねる」というのがないことです。
デメリットは、ドラレコが常に稼働し続けるため「バッテリーやSDカードへの負担が大きい」という点です。
関連記事:【ドラレコ常時録画】デメリットだらけ?24時間愛車を守れる「超効率的」常時録画術!
「イベント録画形式」とは?
センサーが反応した前後の20秒程を録画します。
この間の録画ファイルは「決して上書きされない形式で保存される」ので消去される心配もありません。
メリットは「必要なときだけ録画されるので、バッテリー、特にSDカードへの負担が低い」という点です。
デメリットは、「センサーの感度調整を間違えると雨や扉の開閉でもセンサーが反応してしまう」という点です。
Gセンサー方式
駐車時の「衝撃」に反応して録画を開始します。
センサー感度によっては、「砂利道」でも反応してしまうことがあります。
モーションセンサー方式
近づいた人の動作に反応して録画を開始します。
こちらも同様に、センサー感度によっては「狭い駐車場所での障害物(鉄柱など)」にも反応してしまいます。
関連記事:【ドラレコの駐車監視】どのくらい衝撃を感知するの?センサー感度は口コミを要チェックすべし!
駐車監視にはどちらの録画形式がいいのか?
最近のドラレコは、「常時録画+イベント録画」の両機能を兼ねそろえた『ハイブリッド形式』があります。
ただし、駐車監視をするということは車のバッテリーがオフの状態でドラレコが動作し続けるということですので「バッテリーへの負担が高いこと」は念頭に置いて置きましょう。
【ドラレコ駐車監視】録画時間はどのくらい必要なのか?
もちろん、録画時間は長いことに越したことはありません。
しかし、闇雲に駐車監視時の録画時間を長くするのではなく「生活スタイルに合った録画時間」で録画しましょう。
ドラレコの駐車監視|状況別『必要稼働時間』
買い物などで短時間のみ録画したい:約60~120分程
この場合は、「ドラレコ本体にバッテリーが内蔵されているタイプ」がおすすめです。
また、昼は妻、夜は夫が車を使うような駐車時間が短い場合にもおすすめです。
夜間の駐車時に録画したい:約8~12時間
この場合は、車本体バッテリーと接続するのはおすすめしません。
モバイルバッテリーなどの外付け用バッテリーを電源供給先にしましょう。
関連記事:【駐車監視用】モバイルバッテリーとは?デメリットや選び方を解説!
とにかく長時間録画したい:最大70時間
車本体バッテリーではなく「外付けバッテリー」と接続することで可能です。
「MIGHTYCELL(マイティセル) EN12000」ikeep製なら50分程で最大で約70時間も録画できます。
また、使用するSDカードやドラレコによっても録画時間が変動します。
以下の記事には、ドラレコに必要な録画時間についてまとめています。
関連記事:【ドラレコ駐車監視】録画時間はどのくらい必要なの?知らないとヤバい録画形式と電源供給先による録画時間のちがい!
走行時間が短い方は監視カメラも検討!
「走行時間が短く、たまに何日も車を使わない時がある、しかし駐車監視はしっかりしたい」という方には、監視カメラでの録画がおすすめです。
前述したとおり、ドラレコで駐車監視する時「車のバッテリーはオフの状態」です。
しかし、「ドラレコの電源はオン状態」となります。
つまり、ドラレコ用に繋いでいるバッテリーは「駐車監視時に消耗していく」ことになります。
この消耗したバッテリーを充電するには、車で走行するしかありません。
『Hiseeu製 屋外用監視カメラ』
『Hiseeu製 屋外用監視カメラ』は、Amazonの監視カメラランキング【3位】の人気商品です。
- 4台カメラセットで8台まで増設可能
- ワイヤレス接続可能
- 24時間30日連続録画可能
- IP66の防塵防水機能で雨も雪も問題なし
評価も【4.5】と非常に高く、監視カメラを検討しているなら一見の価値ありです。
【ドラレコ駐車監視】2つのデメリットを知る!
駐車監視のデメリット①『バッテリーが劣化しやすくなる!』
エンジン停止状態でドラレコが稼働している状態だと、車本体のバッテリーに負担がかかり結果として劣化してしまいます。
車本体のバッテリー寿命は、通常であれば「3~5年ほど」は問題なく使用できます。
しかし、駐車監視のために車本体バッテリーと接続するとバッテリー寿命は「2年以下」になると言われています。
対策:車本体バッテリーではなく「外部バッテリー」と接続する!
バッテリー対策でもっともおすすめな対策は、電源供給先を外部バッテリーにすることです。
外部バッテリーから電源供給すれば、車本体バッテリーにはほとんど影響はありません。
ただし、外部バッテリーとドラレコの接続は素人にはできません。
また、録画可能時間が長いハイエンドモデルは3万円くらいします。
外部バッテリー「本体費用」と「取り付け費用」を合わせると、4万円前後はかかるでしょう。
しかし、バッテリーに関しての不安が払拭される点は大きいです。
定期的なバッテリーの交換費用には約1万円以下、急なバッテリー上がりの出張費用は1万円以上かかります。
対策:定期的に車本体バッテリーの残量をチェックする!
ドラレコによっては、駐車監視時の電圧低下を自動で判断し電源供給を止めてくれる「電圧監視機能」が備わっています。
そのようなドラレコを選ぶのもポイントです。
肝心な点は、バッテリー劣化による「突然の車両バッテリー上がり」を防ぐことです。
よって、定期的にバッテリー残量をチェックしていれば問題はありません。
長期間の旅行など、車を停めたままにしておく時は注意しましょう。
こちらの記事にバッテリーの劣化をセルフチェックするポイントをまとめています。
関連記事:「ドラレコの常時録画ができない」3つの原因と解決方法!そのドラレコ、ちゃんと録画してると言い切れますか?
駐車監視のデメリット②『SDカードが劣化しやすくなる!』
SDカードには書き込み可能回数があらかじめ決められています。
「書き込み可能回数」=「SDカードの寿命」です。
つまり、安いSDカードを購入しても”書き込み可能回数”が少なければ録画されていないということも十分ありえます。
対策:「書き込み回数の多いSDカード」を使用する!
駐車監視をすると、SDカードへの書き込み回数がどうしても増えてしまいます。
SDカードを選ぶ際は、「書き込み可能回数が多いSDカード」を選びましょう。
おすすめは「MLCタイプ」か「pSLCタイプ」です。
録画予定時間 | TLCタイプ (500回) | MLCタイプ (3,000回) | pSLCタイプ (20,000回) | |
走行中のみ録画 | 5時間 | 500日(1.4年) | 3000日(8.2年) | 20000日(55年) |
常時録画 | 24時間 | 104日(3.4ヵ月) | 625日(1.7年) | 4000日(11年) |
録画画質の設定やドラレコの性能で書き込み回数は変動します。
また、ドラレコによっては使用できるSDカードが限定されていることもあるので確認しましょう。
関連記事:ドラレコΙおすすめ『microSDカード』ランキング5選!選ぶポイントを解説。
対策:「タイムラプス機能」を活用する!
タイムラプス機能とは、ドラレコに保存する形式を動画形式ではなく「画像形式」で録画することです。
これにより、SDカードに保存できる容量は大幅に増えます。
タイムラプス機能は、ドラレコの中でも上位機種にしか付帯していません。
こちらもドラレコを選ぶ際にしっかり確認しましょう。
『駐車監視用ドラレコ』おすすめ3選
電圧監視機能があるかどうか?
電圧の低下を判断して電源供給を調整してくれるドラレコを選びましょう。
最近のドラレコの多くは、専用のケーブルを使用すれば12時間以上の長時間の駐車監視が可能です。
USB端子があるドラレコなら、外部バッテリーとの接続を検討しましょう。
タイムラプス機能があるかどうか?
画像形式で録画することで、SDカードへの負担が大幅に減ります。
タイムラプス機能はドラレコでもハイエンドモデルしか付帯していませんが、「タイムラプス機能」付きドラレコを選択する価値は大きいです。
バッテリー内蔵型ドラレコはさける!
バッテリー内蔵型のドラレコは安価なものが多く、取り付けも簡単なことがメリットです。
ただし、注意点として「録画時間が短い」です。
また、「充電にも時間がかかる」という点にも注意です。
50分くらいしか録画できず、充電には3時間くらいかかるタイプが多いです。
おすすめの「駐車監視機能付きドラレコ」
コムテック:ZDR-015
「坂上&指原のつぶれない店」や「Mr.サンデー」でも紹介されたドラレコなのでご存知の方が多いかもしれません。
Amazonのドラレコランキングでも1位の人気ドラレコです。
「200万画素」と「HDR/WDR対応」の高画質でLED信号機や夜間の映像もくっきりとしてかなりきれいです。
「タイムラプス機能」も付帯しているのでSDカードへの負担も少ないです。
また、肝心のバッテリー上がり対策もドラレコが電圧低下を察知して動作を停止してくれるので安心です。
駐車監視には専用の別売りケーブルが必要な点に注意してください。
画質は価格以上と思いますが、衝撃検知と、それをトリガーにした録画停止はいまいちです。
衝撃検知はもっとも緩い設定でも路面の段差で反応することがあります。
そうすると録画停止してしまい本体操作をしないと録画再開しません。
前方視野確保のためにミラーで隠れる位置に設置したため、録画再開のボタンを押すのが大変なのが唯一の不満です。
スペック表 | |
---|---|
メーカー | コムテック(COMTEC) |
モデル名 | ZDR-015 |
価格 | 27,800円 |
画素数 | 200万画素 |
駐車監視可能時間 | 最大12時間 |
電圧監視機能 | あり |
タイムラプス機能 | あり |
ケンウッド:DRV-MR740
「210万画素」と業界でもダントツの明るさと評される「F1.8明るいレンズ」を採用しています。
また、非常に小型であり専用ケーブルを取り付けることによりなんと「24時間」の監視が可能です。
駐車時間が長いという方にぴったりのドラレコです。
また、状況により4つのアラートしてくれるので運転に不安を感じる高齢者にもおすすめです。
4つのアラート
- 前方衝突
- 車線逸脱
- 発進遅延
- 長時間運転
今まで使っていたドラレコが地デジに対する干渉がひどかったためケンウッドから出たこちらの製品に変えました。
全くと言っても過言ではないくらいノイズ対策が成されていました。
バックカメラの映像もいいです。
使用開始2カ月位ですが気に入っています。
何の問題も出ていません。
いろいろな(10台位)ドラレコを使って来ましたが最高です。
スペック表 | |
---|---|
メーカー | ケンウッド |
モデル名 | DRV-MR740 |
価格 | 27,500円⇒Amazonにて16,900円 |
画素数 | 210万画素 |
駐車監視可能時間 | 最大24時間 |
電圧監視機能 | あり |
タイムラプス機能 | なし |
セルスター:CSD-790FHG
GPSデータを自動取得することで、”信号無視”や”トンネル内”のオービスなど「取り締り機」や学校付近など”事故多発エリア”や”高速道路の逆走注意エリア”まで10種類39,000件以上のアラートをしてくれます。
また、前車発車・車間距離・車線逸脱の3つを警告してくれます。
駐車監視録画は、最大で12時間可能です。
加えて3年間のメーカー保証があるので、万が一の故障でも安心です。
バックカメラの取り付けに苦労しましたがDIYで、ドラレコ初めて取り付けしました。
フロントカメラが、もう少しコンパクトでも良い様な気がしますが、リアカメラは良い感じです。
試験走行しましたが、問題無く録画されてました。
万が一の時、働いてくれれば良いと思います。
これから、何かありましたら使い勝手等をレビューします。
取付後2年経過しましたが、問題無く作動しています。ドラレコにお世話になる出来事も無く運転を楽しんでいます。
スペック表 | |
---|---|
メーカー | セルスター |
モデル名 | CSD-790FHG |
価格 | 30,120円⇒Amazonにて「17,980円」 |
画素数 | 200万画素 |
駐車監視可能時間 | 最大12時間 |
電圧監視機能 | あり |
タイムラプス機能 | なし |
最強の駐車監視は「防犯カメラとの併用」
最強の駐車監視対策は、「防犯カメラと併用する」ことです。
マンションやアパートに住んでいる方は、管理規約によっては「防犯カメラ」の設置が難しいです。
防犯カメラの効果は?
防犯カメラの効果は、「犯罪抑止」と「証拠保存」です。
「犯罪抑止」に関しては、「カメラの存在をアピールすること」が肝心です。
録画していることをステッカーなどでしっかりアピールしましょう。
「証拠保存」に関しては、ドラレコは内側から詳細な証拠を保存します。
対して、防犯カメラは外側から犯人の体格や風貌、付近に停めた犯行車両、犯行人数の把握などより多くの情報を保存できます。
市ぐるみで犯罪件数が減少
愛知県刈谷市では、治安悪化が問題となり防犯カメラの設置台数を増やしました。
結果として、5年間で刑法犯罪認知件数が「46.4%」減少したとして”防犯カメラの効果”が高い注目を集めました。
自宅駐車場に防犯カメラを付けている割合は?
自宅の駐車場に防犯カメラを付けている家庭はどのくらいいるのでしょうか?
2016年に行われた全国100人への「防犯カメラについてのアンケート」では、防犯カメラを設置している割合は15%という結果が出ています。
まだまだ設置件数は少ないですが、「今後設置したい」という監視カメラの効果への期待が高いという点にも注目です。
マンションでも防犯カメラを付けれる?
結論からいうと、マンションやアパートでは「個人での防犯カメラ設置は難しい」です。
マンションやアパートの管理規約では、防犯目的であっても個人でカメラ設置を禁止していることがほとんどです。
”最近、車両へのいたずらや盗難が多発している”など、駐車中の車の損害を脅かす可能性が高いことを管理会社や大家さんに相談してみましょう。
マンションでは防犯カメラの閲覧にも手間がかかる!
設置はおろか、録画映像の閲覧すら手間と時間がかかることが多いです。
実際の経験ですが、自転車を盗難にあたり防犯カメラの映像が見たいと管理人さんに頼んだら、「閲覧申請書」への記入・理事会の承認が必要でした。
たまたまマンションの理事長が知り合いだったので、理事長経由で管理会社に連絡してもらいすぐに録画映像を閲覧できました。
監視カメラ設置の注意点
一番の論点は”近隣住民のプライバシー”です。
マンション・アパートの管理会社や理事会を通さず、勝手に防犯カメラを設置するのは絶対やめましょう。
最悪の場合、損害賠償の支払い義務が生じることもあります。
原告らの日常生活が被告に常に把握されており、原告らの社会生活上受忍すべき限度を超えるとして、プライバシー侵害を認定し、①本件カメラ1の撤去と、②損害賠償の支払い、を命じる判決を出しています。