【ドラレコ駐車監視】必要ある?メリットやデメリット、最強の防犯対策も解説!

【ドラレコ駐車監視】必要なのか?メリットやデメリット、最強の防犯対策も解説!

最近のドライブレコーダーは進化しており、たくさんの機能が備わっています。

そのため、「結局どんな機能が必要なのかわからない…」という悩む方は非常に多いです。

その中でも特に頭を悩ませるのが、駐車監視機能が必要かどうかということではありませんか?

結論からいうと、「ドライブレコーダーの駐車監視機能」はすべての人に必要な機能ではありません。

①駐車監視機能とは?メリット・デメリットは?

②駐車監視機能は必要なのか?

③愛車を守るための最強の方法は?

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ドラレコの『駐車監視機能』とは?

そもそもドラレコの”駐車監視機能”とは、走行中だけではなく、駐車中でも録画できる機能のことです。

特に買ったばかりの新車を24時間守りたい、過去に車上荒らしなどの犯罪被害にあったことがあるという方は、この駐車監視機能を選ばれる傾向にあります。

しかし、駐車監視機能があるドラレコならなんでもいい、というわけじゃありません。

ドラレコの駐車監視時の「3つの録画形式」について理解しましょう。

3つの録画形式

  1. 常時録画形式
  2. Gセンサー形式
  3. モーションセンサー形式

①常時録画形式

常時録画形式では、走行中も駐車中も常に録画し続けています。

最大のメリットは、万が一の時に『録画されてなかった…』ということがないことです。

デメリットとして、大量の録画データを残せるSDカードバッテリー上がり対策を施す必要があります。

②Gセンサー(衝撃検知)形式

規定以上の衝撃を感知して、衝撃から前後数十秒を自動で上書き保存されないように守ってくれます。

別名「イベント録画」や「イベント記録」とも呼ばれることが多いです。

メリットは、事故や事件だけをピンポイントで録画できる点です。

また、録画映像を上書き不可ファイルに書き換えてくれるので証拠映像が削除されることもありません。

デメリットは、衝撃が感知されなかったら録画されないことです。

モーションセンサー(動体検知)形式

モーションセンサーとは、撮影範囲内での動きを感知する記録方式です。

駐車中の車へのいたずらなどに効果を発揮してくれます。

こちらも同様に、ピンポイントで録画できるため録画容量が節約できます。

デメリットは、死角を突かれた犯行には弱い点です。

関連記事 センサー”感度”はどのくらいに設定したらいい?メーカーごとの設定方法まとめ!

ドラレコの駐車監視機能の「メリット」は?

犯罪を防ぐことができる!

犯罪を防ぐために大切なことは、犯罪をしようと思わせないことです。

つまり、この車は面倒くさそうだ、と思わせることが重要なんです。

ドラレコを付けるだけでなく、ドラレコで警戒していますよ、ということを「ドラレコ撮影中」などのステッカーでアピールしましょう。

犯罪に対処できる!

起きてしまった犯罪に対抗できるのは、逮捕につながる犯人の情報を警察に伝えることだけです。

また、あおり運転の冤罪などしていない犯罪の証明にも一役買ってくれます。

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第三者の犯罪解決に協力できる!

あなたのドラレコの映像のおかげで、第三者の事故や事件の解決につながる可能性があります。

たとえば共有駐車場などで発生した犯罪であれば、もしかするといつかあなたの愛車が狙われてしまっていた可能性もあります。

犯罪を早期に防ぐことは巡り巡ってあなた自身にも影響する、と考えるとメリットの1つと言えるでしょう。

ドラレコの駐車監視による「デメリット」は?

車 傷

駐車監視機能付きのドラレコのメリットは非常に有用なものばかりです。

しかし、常にカメラが作動しているという点は、バッテリーの劣化につながります。

バッテリーの劣化が引き起こす、「バッテリー上がりの可能性が高くなる」というのは、大きなデメリットです。

駐車監視機能はバッテリー上がりを引き起こす?

バッテリー上がり

結論から言うと、引き起こします。

バッテリー上がりについてよく分からないという方は、スマートフォンを想像してみると理解しやすいです。

車のバッテリーは、充電と放電を繰り返します。スマホも同様に、日々充電をします。

この何度も充電をする、ということでバッテリーは劣化します。

駐車監視機能は、エンジンを切った後で放電(電力の消費)をおこなうため、バッテリーの減る量と充電する量が増え、結果としてバッテリーの劣化をまねきます。

スマホでいうと、電池が切れやすくなる状態です。

この時、たとえば長期の連休で車を使わない=充電できない、ということが原因で連休明けに車に乗ろうとしたらバッテリーが上がってしまっている。

スマホでいうと、電池切れになってしまった状態です。

駐車監視中のバッテリー上がり対策とは?

モバイルバッテリー

駐車監視機能付きのドラレコのデメリットは、エンジンを切った後でも動作し続けるドラレコにより、車の本体バッテリーが劣化し、いつの日か急にバッテリー上がりしてしまうということです。

対策として、ドラレコの電源供給先をどこにしているかによって、バッテリー上がりを起こしやすくなるかどうかに影響を及ぼします。

外部バッテリーとドラレコを接続する!

モバイルバッテリーや専用の外部バッテリーを供給先にします。

車本体のバッテリーの消耗を気にせずに長時間録画することができます。

注意点として、あらかじめ外部バッテリーを充電する必要があります。

また、別売りのオプションパーツが必要になることもあります。

関連記事 駐車監視で使えるおすすめの外部バッテリーはどれ?

バッテリー上がり前の挙動を見逃さない!

車本体のバッテリーと接続すると、本体バッテリーが上がってしまう可能性が高まります。

しかし、定期的なバッテリーの劣化のチェックや交換をしていれば問題ありません。

この状態では、バッテリーが上がってしまう可能性が高いと意識することが大切です。

関連記事 車がバッテリー上がりした時に絶対やってはいけないこととは?

駐車監視機能のあるドラレコが必要な人は?

私は、駐車監視機能はすべての必要な機能ではないと考えます。

もちろん、すべての方がこの機能を付けるに越したことはありません。

以下に当てはまる方は、特に駐車監視機能の付いたドラレコを検討すべきでしょう。

  1. 防犯意識が低い自覚がある
  2. 駐車場所が犯罪に適している
  3. 外装品にこだわっている
  4. 高級車に乗っている

駐車監視したほうがいい人①『防犯意識が低いと自覚している人』

防犯レベル低い

車上荒らしなどの犯罪は突発的なものではありません。

車の持ち主の犯罪意識を事前に確認・下見をし、犯行に及んでいます。

自身の防犯意識が低いと自覚しているなら、せめてドラレコとドラレコ監視中などのステッカーをつけましょう。

駐車監視したほうがいい人②『いつもの駐車場所が犯罪に適している』

犯罪に適している駐車場所の特徴は以下です。

危ない駐車場所の特徴

  • 自宅から駐車場が離れている。
  • 灯りなどなく真っ暗
  • 人通りが少ない
  • 停まっている他の車が汚い
  • 防犯カメラなどもない
  • 痴漢や変質者の出没情報がある
  • 港が近い

面倒ではありますが、クルマ用カバーなどで車自体を隠してしまうのは非常に効果的です。

駐車監視したほうがいい人③『外装品などにこだわっている人』

外装

2017年には車上荒らしで一番狙われていたモノは”カーナビ”でした。

しかし、2020年11月の同調査では、バンパーやドアミラーなどの外装部品が狙われていました。

次いで多いのは、車内のバッグ類、車内の金品です。

仕事の都合上などどうしてもバッグなどを車内に置くという方は、注意しましょう。

サンシェードなどで手軽に車内を隠すというのも対策の一つです。

駐車監視したほうがいい人④『高級車に乗っている人

高級車

2020年11月に実施された「自動車盗難事故実態調査結果」という調査の結果、もっとも狙われた車種は、ランドクルーザーでした。

次いで、プリウス、レクサスLX、レクサスLS、クラウン、アルファードという順番です。

この車に乗っているから絶対狙われるというわけではありませんが、自分の車が車上荒らしなどのターゲットになりやすい、という意識を持ちましょう。

駐車監視機能の必要性とは?

事件や事故のあとで後悔しないため、迷っている方は駐車監視機能付きのドラレコを取り付けるべきです。

しかし、駐車中の事故リスクが低い方や車がすでに傷だらけという方はわざわざ駐車監視しなくてもいいでしょう。

駐車監視機能が必要ない人とは?

ドラレコはどのような場合でも必要ですが、駐車監視機能は違います。

車がボロボロの状態でバッテリー消費の激しくなる駐車監視機能付きのドラレコを取り付けると、バッテリー上がりを助長することは間違いありません

駐車監視の必要性が低いケース

  • 車が廃車寸前でボロボロな場合
  • 多少ぶつけられても気にしないという場合
  • 常に車を使っている場合(昼=自分、夜=妻が使用するなど)
  • いつも停める駐車場の防犯体制が高い場合
  • 付近に監視カメラなどがある場合

ドラレコ+監視カメラで最強防犯対策

駐車監視機能について検討している、というあなたは防犯意識が高い方です。

ドラレコだけで防犯するよりも、監視カメラも取り付けて徹底的に愛車を守るというのも考えてみませんか?

ドラレコは役に立たないことがある?

嘆く

ドラレコは車内に取り付けるという、用途上の理由からサイズは小さいです。

物理的に小さいサイズのカメラに高機能を求めることは難しく、ドラレコが役に立たないということも十分ありえます。

  • せっかく映像を記録したのに暗すぎて見えない
  • 肝心なところがピンボケしている
  • SDカードの容量がいっぱいで録画できていない

防犯カメラの効果

自宅マンション 監視カメラ

防犯カメラには、大きく3つの効果があります。

共通点は、ドラレコと併用することでより強固に愛車を守れる、ということです。

①ドラレコより広範囲で詳細な証拠を押さえれる

ドラレコよりもかなり広い範囲を録画できます。

犯人の身長や服装、持ち物、周囲に停めた車、など多く情報を得ることが可能です。

②犯罪への抑止力がさらに高まる

車両に「ドラレコ監視中」というステッカーがあって、車内にも点灯しているカメラがあれば、それだけで犯行をやめるでしょう。

加えて、「防犯カメラ監視中」というステッカーがあったらどうでしょうか。

私が犯人ならすぐにその場を立ち去り、二度とあなたの車に近づかないでしょう。

③不審者などにも効果的

犯人の目的が、車上荒らしや車両盗難、車へのいたずらなどの車に関わること以外でも防犯カメラの効果は発揮されます。

防犯カメラの存在は、ガレージ内での盗難や変質者、不審者など日常に潜む犯罪者をも警戒させるでしょう。

防犯カメラの機能や価格は?

屋外用の防犯カメラには、防水機能や防じん機能が必須です。

また、録画機とセットで取り付けるとSDカードに録画するよりも長い時間録画できます。

ソーラーパネル付きの防犯カメラもあり、屋外であれば半永久的に利用できるカメラもあります。

価格がネックだと思う方が多いでしょうが、最近では1万円前後で、しかも自分で簡単に取り付けれるような防犯カメラが多数あります。

まとめ:駐車監視機能の必要性は、人それぞれ違う!

今回は、「ドラレコの駐車監視機能の必要性」について紹介しました。

駐車監視機能はすべての方に共通の必須機能ではありません。

また、駐車監視機能により車載バッテリー上がりのリスクが高まるのも懸念要因のひとつです。

しかしながら、そのようなデメリットを踏まえたうえでも駐車監視機能の必要性は高いです。

自動車盗難件数は年々減少傾向にありますが、ゼロではありません。

何かあった後で駐車監視機能の存在を悔やんでも遅いのです。

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