【駐車監視用】モバイルバッテリーとは?デメリットや選び方を解説!
ドラレコで駐車監視をする上で多くの方が不安に思うことは「バッテリー上がりのリスク」です。
そのようなリスクを避ける方法として、「モバイルバッテリーとドライブレコーダーを接続する」という方法があります。
しかし、
「モバイルバッテリーは何を選べばいいのかわからない…」
「そもそもモバイルバッテリーと接続して大丈夫なの?」
なんてお悩みの方のために今回は、「駐車監視でも使えるおすすめのモバイルバッテリー」について解説します。
①モバイルバッテリーのメリットやデメリット
②モバイルバッテリーの選び方
③おすすめのモバイルバッテリーを紹介!
この記事を書いたのは…

・運転教育や車両管理を行う
・大型トラックに15年間乗務
・定期的な講習会に参加
「ドラレコで駐車監視したいけど、どうしたらいいかわからない…」
という方は必見です!
ドライブレコーダーで駐車監視する時の注意点とは?
駐車監視とは、エンジンをオフにした駐車状態でもドラレコが動作して愛車を見張ってくれる機能です。
今ではドラレコに当たり前の機能であり、多くの方が設定している機能でもあります。
そんな駐車監視機能には、「簡単には見過ごせないデメリット」があるんです。
注意点:バッテリーが劣化しやすくなる…
ドラレコで駐車監視すると、エンジンをオフでも動作しなくてはならないという特性上、車の本体バッテリーの劣化を早めます。
駐車監視してない場合の車本体バッテリーが3~5年使えるのに対し、駐車監視機能をしている車本体バッテリーは2年以下しか使えないこともあります。
しかも、バッテリーの劣化は最悪の場合、「バッテリー上がり」も引き起こしてしまいます。
バッテリー上がりをすると、自分だけでなく他人にも迷惑がかかる場合もあるし、復旧にも時間がかかります。
また、復旧費用も1万円以上と余計な出費がかかってしまいます。
対策:モバイルバッテリーで給電すると解決できる!
対策として、モバイルバッテリーなどの「外部バッテリーとドラレコを接続する」という方法があります。
外部バッテリーを電源供給先にすると、車本体バッテリーには負担がかからないのでバッテリー上がりなどを気にすることなく駐車監視機能を使うことができます。
ドラレコで駐車監視を行うもうひとつのデメリットとして、「SDカードの劣化」があります。
SDカードの劣化は最悪の場合「録画されてなかった…」なんてことも引き起こしてしまいます。
まとめ
・駐車監視機能は最悪の場合、「バッテリー上がり」を引き起こすかもしれない。
・モバイルバッテリーなどの「外部バッテリー」で電源供給すると問題なし。
ドラレコで”駐車監視したい”ならコレ!「運行管理者」がガチでおすすめする【ドラレコ3選】
モバイルバッテリーは最も手軽な外部電源
モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーとは、携帯可能なバッテリーのことです。
モバイルバッテリーのメリット
モバイルバッテリーのメリットは3つあります。
メリット①:駐車監視録画でもバッテリー劣化を気にする必要なし!
モバイルバッテリーを電源供給先にすると、前述した駐車監視機能のデメリットを打ち消してくれます。
また、モバイルバッテリーは比較的安価なものが多いのも特徴です。
メリット②:どこでも置けてドラレコと繋げやすい
車本体のバッテリーと繋ぐ際、前後カメラタイプ型ドラレコは特に、後方側カメラの配線が長くなってしまいます。
しかし、モバイルバッテリーと繋げるのなら、配線も短くて済みます。
メリット③: 急速充電や長時間録画もできる
携帯できる小さなバッテリーと言えども、性能はかなり高いです。
急速充電できるモバイルバッテリーなら10分充電するだけでなんと1時間ほども録画できます。
長時間録画にも対応しており、安いモバイルバッテリーでも3,000mAh、
ハイエンドのモバイルバッテリーなら10,000mAh以上の容量があります。
比較表
VREC-DH600の場合、内蔵バッテリーの容量は500mAh:約50分
グローチャーのUPS500の場合、内蔵バッテリーの容量は10400mA:約22~28時間
モバイルバッテリーのデメリット
モバイルバッテリーのデメリットは3つあります。
デメリット①:不具合があっても自己責任となる可能性が高い
モバイルバッテリーはUSB端子で接続するのですが、ドラレコメーカー各社はUSBから電源給電することを認めていません。
つまり、モバイルバッテリーで電源供給をして何か不具合があった場合は、たとえメーカー保証期間中であっても補償対象外となる可能性が高いのです。
デメリット②:車内が高温時は発火の危険性がある
モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池は発火の危険性が高いことで有名です。
リチウムイオン電池を内蔵したパソコンやスマホ、ドラレコが発火した事例は過去にも少なからず報告されています。
現在は、多くのモバイルバッテリーで「PSEマーク」表示が義務化されているため、以前より安全性は高く発火のリスクも少なくなったと言われています。
しかし、炎天下など車内高温時の発火リスクがゼロになった訳ではないので注意が必要です。
デメリット③:モバイルバッテリーと接続可能なドラレコは限られている
安価で万能なモバイルバッテリーですが、全てのドラレコと接続できないのはあまり知られていません。
接続できるドラレコの条件は、USB出力を12Vから5Vに降圧してくれるドラレコのみです。
ドラレコには、2つの電圧タイプがあります。
①車の電圧(12V)をドラレコでも12Vのまま動作しようとするタイプ
②車の電圧(12V)をドラレコでは5Vに降圧して動作しようとするタイプ
モバイルバッテリーを使用する際は、②番の降圧タイプのドラレコしか使用できません。
見分け方
現在、使っているドラレコがどちらのタイプのドラレコか調べる方法は簡単です。
ドラレコにUSB端子があるかどうかを調べるだけです。
①番の12Vで動作するドラレコは、DCプラグで接続します。
参考:https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/img/goods/010/13811/0000000000086622_2.jpg
参考:DCプラグ 2.1mm MP-121C マル信無線電機製|電子部品・半導体通販のマルツ
対して、②番の5Vに降圧するドラレコは、USB端子で接続します。
Mini USB、Micro USBでも可能です。
参考:『USB』の違いってなに? Type-C、micro USB、USB3.0など各ケーブルと対応機種は…
使っているドラレコが12Vのタイプだった場合
モバイルバッテリーを使用できるドラレコはUSB端子で接続できるタイプのドラレコのみです。
DCプラグやドラレコ独自の端子はモバイルバッテリーと接続できません。
その場合は、メーカーが用意した専用の常時電源接続ケーブルを使用するしかありません。
また、ユピテルのドラレコはminiUSB端子ですが、純正以外のケーブルを使用すると動作が不安定になる例が報告されています。
よって、ユピテルのドラレコもモバイルバッテリーとの接続は避けましょう。
駐車監視にぴったりのモバイルバッテリーの機能
パススルー給電
パススルー給電とは、モバイルバッテリーとドラレコを接続した際に、充電と給電(録画動作)が同時にできる機能です。
パススルーに対応していないモバイルバッテリーは、充電中は充電のみしかできず給電はできません。
つまり、モバイルバッテリーが充電中は車本体のバッテリーから給電せざるをえません。
そのため、モバイルバッテリーを充電している時には給電先を車本体のバッテリーにする必要があります。
具体的には、給電ケーブルを繋ぎかえなければならないのです。
パススルー機能がないと
- モバイルバッテリーは充電と給電を同時にできない
- 給電ケーブルを繋ぎかえる手間がかかる
- 給電ケーブルを繋ぎかえやすいよう設置場所を調整する必要がある
急速充電できるかどうか?
モバイルバッテリーを選ぶ上でもう一つ注目して欲しいのは、急速充電できるかどうかです。
具体的には、Quick Charge3.0などと呼ばれる急速充電機能です。
特に、日々の運転距離が短いという場合でも「急速充電機能」があれば短時間でしっかりと充電できます。
充電時間の違い
Quick Charge3.0に非対応のモバイルバッテリーは、1分間充電すると約3分録画可能です。
QuickCharge3.0対応機器であれば、1分間するとなんと2倍の約6分の録画できるんです。
つまり、10分程の運転で1時間分の録画が可能となります。
10分間の充電で1時間の録画が可能ですので、ちょっとした近所のスーパーへの買い物でも実用レベルで駐車監視機能が使えます。
Quick Charge3.0を使うのに必要なもの
実は、Quick Charge3.0で急速充電するには、モバイルバッテリー単体では不可能です。
必要なものは3つあります。
「モバイルバッテリー」、「カーチャージャー」「USBコード」です。
注意点として、全てがQuick Charge3.0に対応したものである必要があります。
おすすめのカーチャージャー
カーチャージャー
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おすすめのUSBケーブル
USBケーブル
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駐車監視にオススメのモバイルバッテリー
モバイルバッテリー
調査中