【ドラレコ駐車監視】録画時間はどのくらい必要なの?知らないとヤバい録画形式と電源供給先による録画時間のちがい!
ドラレコの嬉しい機能である停車中の【常時録画機能】愛車から離れている間監視してくれるのだからとても便利です。
しかし、キーを回したときにエンジンが掛からないトラブルが発生してしまう可能性があります。
もしバッテリー上がりしてしまった場合の作業料金の相場は、「8,000円~13,000円くらい」と言われています。
電源をどこから供給するかによって簡単に対策することができます。
さっそくすすめていきましょう。
①長時間の駐車監視は危険!?
②ドラレコの録画時間の目安はどれくらいがいいの?
③電源供給方式によって違うドラレコの録画時間
この記事を書いたのは…

・運転教育や車両管理を行う
・大型トラックに15年間乗務
・定期的な講習会に参加
長時間の駐車監視は危険!?
結論から言うと、車本体のバッテリーへの負荷が非常に高いです。
ある日突然車がバッテリー上がりしてしまいエンジンがかからなくなる、という危険性があるんです。
なぜバッテリー上がりするの?
駐車監視時のドラレコは、車本体バッテリーを電力源にして待機作動している状態です。
車本体バッテリーは、走行中に充電されます。
そのため、夜間にドラレコが少々本体バッテリーを消費しても問題ありません。
しかし、本体バッテリーは徐々に劣化していきます。
長時間の駐車監視により、バッテリーの放電と充電の高負荷を繰り返すことなるのです。
このことが結果的に劣化を早めてしまいます。
このバッテリー劣化により、放電する電力量(駐車監視録画)が充電する電力量を超えてしまい、最終的にバッテリー上がりを起こしてします。
バッテリー上がりしてしまったら?
ちなみに、もしバッテリー上がりしてしまった場合の作業料金の相場は、「8,000円~13,000円くらい」と言われています。
この金額に、バッテリーの交換を含めたり、出張費用は別であったりと、対応業者によって内容は変わってきますが多くの場合で10,000円以上の出費となるようです。
また、自動車保険の特約やJAFに頼めば無料でバッテリー上がりの対応をしてくれます。
JAFに依頼する場合は、生計を供する家族会員のみの方しか対象でないので注意が必要です。
まとめ
- 長時間の駐車監視の最大のデメリットは、バッテリー上がりの危険性が高い
- バッテリー劣化により、放電する電力量が充電する電力量を超え最終的にバッテリー上がりを起こす。
- もしバッテリー上がりしてしまった場合の作業料金の相場は、「8,000円~13,000円くらい」
ドラレコで”駐車監視したい”ならコレ!「運行管理者」がガチでおすすめする【ドラレコ3選】
ドラレコの録画時間の目安はどれくらいがいいの?
ドラレコで録画する時間の目安はどのくらい必要なんでしょうか?
答えは、ドラレコの使い方や目的でちがうんです。
事故にしっかり備えたい人やYouTube用にドライブ動画を撮影したい人というように、ドラレコの使い方や目的は人それぞれちがうはずです。
まずは、ドラレコの記録方式の違いを解説します。
ドラレコの記録方式
録画時間の目安を知る前に、ドラレコの記録方式を理解しましょう。
ドラレコは、可能な限り録画し続けているだけではありません。
常時録画
SDカードで録画可能な範囲で常に録画してくれます。
すべての事故や事件に備えることができますが、バッテリー上がりの危険性やSDカードの容量、録画画質の設定内容により長時間録画できなかったり録画映像が役に立たなくなることがあります。
また、録画した映像は常に更新されるので大事な証拠映像が消えてしまうこともあります。
長時間の常時録画のデメリット
・バッテリー上がりしてしまう可能性大
・録画映像の画質が低すぎて証拠として意味をなさない
・すべての録画映像が常に上書きされてしまう
イベント録画
偶発的なイベントや任意のタイミングで録画してくれます。
また、録画した映像は上書きされないように保護してくれます。
・Gセンサー
衝突を感知して自動で録画してくれます。
・モーションセンサー
人やモノの動きを感知して自動で録画してくれます。
・手動録画
録画ボタンを押すと録画してくれます。
表
事故に備える
多くの方が偶発的な様々な事故や事件に備えてドラレコを設置しているかと思います。
偶発的な事故に備えるのであれば、Gセンサーやモーションセンサーなどの”イベント録画”を重視しましょう。
Gセンサーやモーションセンサーによる録画なら、センサーが動作した時間から前後十数秒を自動で録画して保護してくれるので上書きされる心配もありません。
目安としては、前後15秒ほど録画してくれるものを選びましょう
目安:Gセンサーやモーションセンサーが感知して、前後15秒ほど録画できる。
あおり運転に備える
あおり運転や不審者に備えたいという方は、最近急増しています。
あおり運転などには、常時録画をして録画映像をすぐに保護するのも重要です。
加えて、手動録画の時間を確認しましょう。
長時間にわたってあおられる危険性も考慮すると、60分くらい録画できるものを選べば安心です。
目安:常時録画や手動録画で、60分程録画できる。
駐車監視を重視
買い物などで短時間だけ駐車監視するのか、自宅駐車場などで長時間の録画をするのかで目安の録画時間が変わってきます。
また、夫婦で1台の車を共有しており運転時間が長いような場合は、車内バッテリーを十分に充電できるのでバッテリー上がりのリスクも低いでしょう。
目安:
短時間の駐車監視なら、最大120分ほど録画できる。
長時間の駐車監視なら、約12時間以上を録画できる。
運転動画を撮りたい
YouTubeなどの動画投稿用に運転動画を撮りたい場合は、撮影予定時間だけの録画時間が必要です。
録画設定で、前方録画のみにしたり、録画画質の設定を上げると録画時間が変動します。
撮り直しやテスト撮影の時間を考えると3時間ほど録画できるものだと余裕がありそうです。
目安:録画画質を高設定にして、3時間ほど録画できる。
まとめ
表
事故に備える
目安:Gセンサーやモーションセンサーが感知して、前後15秒ほど録画できる。
- あおり運転に備える
目安:常時録画や手動録画で、60分程録画できる。
- 駐車監視を重視
目安:
短時間の駐車監視なら、最大120分ほど録画できる。
長時間の駐車監視なら、約12時間以上を録画できる。
- 運転動画を撮りたい
目安:録画画質を高設定にして、3時間ほど録画できる。
ドラレコで可能な最長録画時間はどれくらい?
録画できる時間は、画質設定や設置台数などで変動します。
では、ドラレコで可能な最大で録画時間はどのくらいなんでしょうか?
なんと21時間20分録画可能なドラレコがあります。
しかも、約370万画素というかなりの高画質でこの結果なんです。
録画時間はドラレコを選んだ時点で決まっている
録画時間を長くしたいなら、適当なドラレコと大容量のSDカードを準備すればいい。
という訳ではありません。
ドラレコで録画できる時間は、選んだドラレコの録画画質の設定によってかなりちがいます。
しかし、単純に録画時間を伸ばしたいというだけで録画画質を下げることはオススメしません。
低画質にすると、せっかく録画した映像が粗かったりカクカクしていたりと、証拠として役に立たない可能性があるからです。
注意
ドラレコによっては大容量のSDカードを使えない場合があります。
ドラレコを決める前に使用できるSDカード容量を確認しましょう。
録画時間に影響をあたえるドラレコ性能
- 録画する画素数
”100万画素”と”400万画素”では、低画質の100万画素で録画する方が録画時間は長くなります。
低画質にしすぎると録画映像が粗くなるので注意しましょう。
- 設置台数(”前方録画のみ”と”前後録画”)
前方録画のみの方が、録画時間が長くなります。
たとえば、設定にもよりますが16GBのSDカードを差した場合だと、
前方録画のみ:120分録画が可能
前後録画:前方60分、後方60分録画が可能
つまり、録画時間が半分になるということですね。
- フレームレート設定
1秒間に録画するコマ数を減らすと録画時間が長くなります。
こちらも設定を下げすぎると、画質に影響が出ます。
カクカクした録画映像になってしまい、最悪の場合証拠映像として使えません。
設定を変更したら、一度録画映像を確認しましょう。
ケンウッド製「DRV-83」なら370万画素で21時間録画できる!
録画時間が最長のドラレコは、ケンウッドが販売している「DRV‐83」でしょう。
「DRV‐83」の最大の特徴は、ダブルカードスロットがあり、128GBのmicroSDXCカードに対応していることです。
つまり、SDXCという大容量のSDカードに対応しており、しかもそのSDカードを2枚も差せます。
「DRV‐83」の録画時間(128GBのmicroSDXCカードの場合)
1枚 2枚
約370万画素10時間40分 21時間20分
約300万画素13時間20分 26時間40分
約200万画素18時間40分 37時間20分
約100万画素26時間40分 53時間20分
単純に低画質モード(約100万画素)なら53時間、なんと2日以上も連続で録画できます。
しかし、100万画素はさすがに画質が気になるので300万画素数以上の高画質録画を推奨します。
大容量SDカードが必要
長時間録画したいなら、大容量のSDカードが使えるドラレコを選ぶ必要があります。
一般的なドラレコは、32GBの容量のSDカードまでしか使えません。
しかし、長時間録画が可能なドラレコは、128GBの容量のSDカードが使えます。
また、さらに上位のドラレコでは、256GBのSDカードが使えるものや、SDカードを2枚使えるものもあります。
まとめ
- ドラレコの録画設定や設置台数で録画時間が変動する。
- ケンウッド製「DRV‐83」なら400万画素でも21時間以上録画できる。
- 長時間録画したいなら、大容量のSDカードが使えるドラレコを選ぶ。
電源供給方式によって違うドラレコの録画時間
外部バッテリーの場合
外部バッテリーの録画時間は12時間以上です。
長時間の駐車監視や常時監視を、バッテリーの劣化を気にせずに行える最適な方法です。
特徴
・バッテリー上がりを気にせずに長時間駐車監視できる。
・シガーソケットを使わずに録画できるタイプもある。
・電圧が低下しないからドラレコの電源が落ちない。
外部バッテリーの特徴表
録画時間 ◎12時間以上
バッテリー上がり ◎影響なし
取り付け ×ケーブル接続の知識が必要
充電 △モノによるが事前の充電が必要
予算 ×モノにもよるが高額化の傾向あり
内部バッテリーの場合
ドラレコ本体に、リチウムイオン電池を内蔵し、そこから電力供給をおこないます。
取り付けが簡単で、初めてドラレコを付けるという方でも設置できるのが特徴です。
ただし、録画時間が30分程と短く、充電には約150分もかかってしまいます。
よって、毎日の長時間監視には向いていません。
買い物など外出の時だけ駐車監視したい、という方におすすめです。
もともと内蔵バッテリーは、事故などトラブルで電源が切れてしまった際に録画映像の保護やカレンダーなどの設定情報を保存するためのものでした。
つまり、駐車監視のためにバッテリーが内蔵されたわけではありません。
しかし、リチウムイオン電池の大容量化の容易さと、駐車監視機能の需要の高まりから内蔵バッテリー型ドラレコが注目されたのです。
特徴として
- 外部バッテリーと同様に本体バッテリーの負担を減らしてくれる。
- 取り付けが簡単で予算が低い。
最大の魅力は、取り付けのシンプルさです。
また、ドラレコとバッテリーが同化しているので、別でバッテリーを購入する必要がありません。
内部バッテリーの特徴表
録画時間 ×30分程と短い
バッテリー上がり ◎影響なし
取り付け ◎簡単
充電 △充電に時間はかかる
予算 〇ケーブルなど購入必要なし
本体のバッテリーの場合
車の本体のバッテリーと接続し電源供給します。
極力お金をかけたくないが、長時間録画したいなら本体バッテリー型のドラレコを選びましょう。
しかし、長期の旅行など長時間の駐車監視時はバッテリー上がりを引き起こします。
また、バッテリー劣化も早まるため、必然的にバッテリー交換の期間も早まるでしょう。
本体バッテリーの特徴表
録画時間 ◎12時間以上
バッテリー上がり ×もっとも可能性が高い
取り付け ×ケーブル接続の知識が必要
充電 〇走行中に充電可能
予算 △ケーブルなど別途必要な場合もある
3つのタイプの中でももっともバッテリー上がりの可能性が高いです。
バッテリー上がりを防ぐには、バッテリー劣化の予兆を知ることが大事です。
駐車監視ドラレコでもバッテリー上がりしない?3つの対策とおすすめドラレコ【2021年最新版】
バッテリーの劣化を確認する⇒劣化していたら交換する
まとめ
- 電源供給方式によって違うドラレコの録画時間表
- 外部バッテリーの場合:12時間以上:長時間の駐車監視が可能
- 内部バッテリーの場合:30分~60分程度:短時間の買い物におすすめ
- 本体のバッテリーの場合:12時間以上:長時間録画できるがバッテリーへの影響高い
おすすめのドラレコ用外部バッテリー
①「MIGHTYCELL(マイティセル) EN12000」ikeep製
最大の特徴は、約50分という短時間で最大70時間も録画可能な機能性の高さです。
Amazonや楽天のレビューも上々で実際の使用感も問題なさそうです。
大阪府:___lll___(2020年9月3日)
スタイリッシュでかっこいい!
コムテックのドライブレコーダーZDR-025を接続し、シート下に配置して使用
コムテックの設定上11.8V以下になると駐車監視機能が使えないので、新車でもドラレコ単体だと機能しなかった為いい機会と購入。
【良い点】
・コムテックの「衝撃クイック録画」でしか試していませんが、週1回(往復2時間)のペースでも次の週まで動いています。まだまだバッテリー残量余裕ありそうな感じです。
・デザインはヘアライン仕上げのアルミケースでスタイリッシュで他製品と比べてダントツにかっこいいです。液晶も妖しげに光りいいですね。(シート下に設置したので見れませんが…)
・なにより衝撃と熱に弱く実際に携帯用のバッテリーで発火事件が何件か起きているリチウムイオンを使っていないので安心できる。
【改善希望点】
・アース線が安全面からかO型の端子なので設置し辛いためクワガタにして欲しかった。今回は自己責任でクワガタに替えて使用。
・目安としてバッテリーの残量を確認できるスイッチなどがあればなーと。
型番 | EN12000 |
容量 | 12000mAh / 12.8V 153Wh |
ドライブレコーダー 駐車監視時間 | 【2.2W機】約70時間 【3W機】約51時間 【4W機】約38時間 |
充電時間 | 約100分 |
入力 | ヒューズボックス(15A以上推奨)※24V車は非対応 ヒューズボックス・カーバッテリーと接続可能 |
出力 | 11.0V 〜 13.5V |
使用温度 | -10℃~70℃(使用温度から外れると動作を停止します) |
製品寸法 | W150 × H40 × D214mm |
製品重量 | 約1800g |
付属品 | 本体 / 取扱説明書 / ドライブレコーダー側 3芯ケーブル(2m) / 車両側スマートケーブル(2m) |
保証期間 | 1年間 |
②「OP-MB4000」ユピテル製
「MIGHTYCELL(マイティセル) EN12000」には及びませんが12時間安定した電源供給してくれます。
wwzzs(2017年7月19日)
バッテリーはフル充電された状態で届きました。ちょっと大きいので車によっては置き場所に悩むかも。
ただ停車中に車のバッテリーを使わないので、車のバッテリー上がりを回避出来るのでとても安心です。
北海道:もんすけ(2017年12月17日)
北海道住みですが、寒さのせいか冬はなかなか満充電になりません。
エアコン等で車両の電気を消費していると、バッテリーの充電まで電力がまわらないようです。春〜秋は全く問題なく充電されますので駐車監視に役立っています。
【録画記録時間の目安・microSDカード容量】720P、VGAの順
・32GB:約240分、約480分
・16GB:約120分、 約240分
・8GB(付属品):約60分、約120分
【ワンタッチ記録の最大記録時間の目安・microSDカード容量】720P、VGAの順
・32GB:約96分、約192分
・16GB:約48分、約96分
・8GB(付属品):約24分、約48分
※上記値は目安で、絶対保証値ではありません。
型番 | OP-MB4000 |
容量 | 4000mAh |
ドライブレコーダー 駐車監視時間 | 上記表参照 |
充電時間 | |
入力 | DC12V(最大6A) |
出力 | 12V(1A) |
使用温度 | 0~45℃ |
製品寸法 | W144 × H33 × D131mm |
製品重量 | 約950g |
付属品 | 本体(1)入力コード(1)出力コード(1)マジックテープ(1) |
まとめ
おすすめ外部バッテリーのスペック比較表
①ikeep製 MIGHTYCELL(マイティセル) EN12000
②マルチバッテリー OP-MB4000のご紹介