どのくらいの衝撃を録画するんだろう…
ドラレコが衝撃をどのくらい感知してくれるのか、気になりませんか?
感度が低いと録画されないし、高感度すぎてもイベント録画データが溜まりすぎてしまいます。
ドラレコのセンサー感度を正しく設定するにはどうしたらいいんでしょうか?
ドライブレコーダーのセンサーとは?
ドラレコの録画形式には、「イベント録画」・「常時録画」・「手動録画」の3つがあります。
これらのうち、イベント録画ではセンサーが衝撃や人の動きを感知し自動で録画してくれます。
- イベント録画:センサーが衝撃や動きを感知し録画する
- 常時録画:常に録画し続ける
- 手動録画:録画ボタンを押すと録画する
イベント録画とは?
ドラレコのセンサーが衝撃や動きを感知して、その前後の映像を録画してくれます。
また、録画した映像を削除されないように保護してくれます。
事故や事件だけを録画できるので、録画容量が少なくても安心です。
また、電力消費が少ないため、バッテリー上がりのリスクも低いです。
デメリットは、センサーが検知しなかったら録画されないことです。
センサーには、「Gセンサー」と「モーションセンサー」の2つがあります。
Gセンサーとは?
車への接触など衝撃を感知してくれるセンサーです。
衝撃後は数十秒の映像を上書き不可能なフォルダに自動変換してくれます。
センサー感度が高すぎると、砂利道や小さな段差まで感知します。
いやー、道が全然舗装されてなくてガタガタですねーw
段差が酷すぎてドラレコのGセンサーが作動した気がしますw
モーションセンサーとは?
動体検知や人感センサーとも呼ばれ、車の周囲の動きを感知してくれるセンサーです。
車上荒らしや不審者の対策として効果的です。
センサー感度が高すぎると、隣の車や付近の壁まで感知します。
駐車監視ではバッテリー上がりに注意!
今まで一回もバッテリー上がった事無かったんだけどドラレコの常時監視で消費し過ぎてるのかな
駐車監視中はGセンサーやモーションセンサーで録画します。
センサーが動作するだけでも電源供給が必要となるため、バッテリー上がり対策をしておきましょう。
駐車監視の際には、ドラレコ専用の外部バッテリーがあると安心です。
常時録画とは?
24時間、常に録画し続けるので撮り漏れがなく確実に録画できます。
しかし、録画映像は古いファイルから順に上書き削除されます。
常時録画できる時間を増やすには、なるべく保存容量の大きなSDカードを使用する必要があります。
手動録画とは?
自分で録画ボタンを押して好きな時に録画できます。
この場合の録画ファイルも、上書き削除されないように自動で保護してくれます。
手動録画は、あおり運転や不審者が近づいてきた際に効果的な機能です。
万が一の為に、日頃から録画ボタンの場所を意識しておきましょう。
衝撃感知で録画するメリットは?
証拠映像を残すという意味合いでは、常時録画がもっとも確実です。
しかし、録画時間や上書き削除の面から常時録画だけに頼るのは危険です。
Gセンサーやモーションセンサーで録画するメリットは主に3つあります。
イベント録画の利点
- 事故や事件だけ録画できる
- 録画映像が上書きされない
- 駐車監視時にも有効
メリット①事故や事件だけ録画できる!
センサーにより事故や事件だけをピンポイントに録画できます。
事故時に大量の録画データを遡って探す必要もありません。
256GBのSDカードが使えるドラレコなら、カメラ1台のみで20時間ほど録画できます。
大量の録画データから、駐車中の傷の特定をするのはかなり大変です。
メリット②録画映像が上書きされない!
常時録画では”ループ録画”により、古い録画ファイルから順に削除していくことで録画し続けることができます。
つまり、常時録画だけでは数時間前の事故映像が上書き削除される危険性もあるのです。
センサーが感知すると、感知後の10~20秒間の映像が自動で録画されます。
自動録画されたファイルは、上書き削除されない保存形式に変換されます。
録画できる件数は、128GBのSDカードで150~180件ほどです。
メリット③駐車監視時にも有効!
乗車中の事故や事件であれば、常時録画で確実に録画できます。
しかし、駐車中であればイベント録画の方が効率的です。
128GBのSDカードで1日10件センサーが感知した場合、10日分以上の録画映像が保存できます。
駐車中の小さな傷やへこみは発見が遅れるため、録画映像が長期保存されていると安心です。
ドラレコのセンサーはどのくらいの衝撃を感知する?
ドラレコのセンサーの感度の程度は「ドラレコの機種」によって違います。
今回はネット上の口コミを参考にセンサーがどのくらいの衝撃を感知するのかを解説します。
「Gセンサー」はどのくらいの衝撃を感知する?
アルピーヌA110は雪道でも実にコントローラブルで安定しているが、突き上げが厳しく、ドラレコが衝突と勘違いしてすぐにイベント録画してしまう。
Gセンサーの感度を下げて3Gあたりが適当か?! pic.twitter.com/5cTJJdj6Yp— EVE (@EVE_SATOH) December 29, 2021
Gセンサーは「衝撃」を感知してくれるセンサーです。
センサー感度が高ければ、砂利道や強風を感知して録画されます。
逆に低ければ、車のボディを叩いても反応しません。
衝撃感知の一例
- 砂利道の小さな揺れで感知
- 強風にあおられると感知
- 普通の力でドアを閉めると感知
- 歩道と車道との段差で感知
Gセンサーに関する口コミ
全体的な口コミとして「Gセンサーが過度に反応しすぎて警告音がうるさい」というものが多かったです。
ただ、センサー感度を低くし過ぎて万が一の時に録画されないことの方が問題です。
まずはセンサー感度を高めにし、徐々に感度を下げていくことをおすすめします。
警告音が気になる場合は、アナウンス音をミュートにするなど対策しましょう。
また、ドラレコの取り付け部がグラついてないかどうかも確認しましょう。
CSD-790FHG
私も走行中の3Gセンサーの感度は6などに設定していてある程度の衝撃でイベント録画するように設定しておりますが、パーキングモード中の感度は10でもあまり感知しません。
パーキングモード中は高感度で感知してイベント録画をして欲しいのですが、、、。
CSD-560FH
CSD-560FHの取扱説明書の18頁に記載されていますが、センサーが高感度に設定されている場合、細かな衝撃も検知します。
つまり、ゴジラの涙さんのお考えのようにパーキングモード感度の設定を9に設定すれば、小さな衝撃でも検知します。
VREC-DH300D
衝撃検知感度を3にしたら、鳴る回数が減りましたが(1日1回鳴るかどうか)
今日、山道を走ってたら、何度もなりました。100km位走って5~6回 (^^;
ガタガタの踏切とかを通った時も、かなりの頻度で音が鳴りますので、少し驚きます。
駐車監視中の衝撃検知レベルを比較!
こちらの動画では、ケンウッド「DRV-MR760」とコムテック「ZDR016」というドラレコのGセンサー感度を比較しています。
コムテック「ZDR016」
コムテック「ZDR016」は、センサー感度の精度が高かったです。
しかし、感度設定を高くしすぎると強風でも反応してしまうことが予想されます。
つまり、センサー感度は高くすればいいというわけではありません。
感度設定 | 0.08(デフォルト) | 0.30G(最鈍感設定) |
---|---|---|
ドア開 | 〇 | × |
ドア閉 | 〇 | 〇 |
ヘッドライト叩き | 〇 | 〇 |
フロントガラス叩き | 〇 | 〇 |
ジャッキアップ | 〇 | × |
ケンウッド「DRV-MR760」の場合
ケンウッド「DRV-MR760」は、「ZDR016」に比べてセンサー感度の精度が低いです。
ヘッドライトやフロントガラスを叩く衝撃実験では、かなり強めに叩いてようやく反応しました。
感度設定 | 普通(デフォルト) | 高(最敏感設定) |
---|---|---|
ドア開 | × | × |
ドア閉 | × | 〇 |
ヘッドライト叩き | △ | 〇 |
フロントガラス叩き | △ | 〇 |
ジャッキアップ | × | × |
「モーションセンサー」はどのくらいの衝撃を感知する?
モーションセンサーは「人の動き」を感知してくれるセンサーです。
感知できる範囲は約5メートル、角度は60度ほどです。
センサー感度が高ければ、付近の障害物や雨を感知して録画されることもあります。
低ければ、3メートル以上近づかないと反応しないこともあります。
人感感知の一例
- 車に近づく人に感知
- 近くの壁や鉄柱を感知
- 雨やヒョウを感知
モーションセンサーの口コミ
全体的な口コミとして「センサー感度の調整次第ではかなり便利」という声が多かったです。
また、センサー感度とは関係ありませんがカメラの死角への脆弱性は指摘されています。
適切な感度調整をすることに加え、ドラレコで監視していることをしっかりアピールしましょう。
夜間でも光る反射タイプや蛍光タイプのステッカーがおすすめです。
DVR-C320R
DVR-C320Rはモーション感度(動体感度)を5段階で変更する事が出来ます。
現状のモーション感度で動体に反応しないのなら、モーション感度を高めて試してみては如何でしょうか。
DRV-MR745
>例えば自宅の駐車場で 自宅前の道路の通行人 車に反応したりしますか?
反応すると思います。
ただし、動体感検出感度は「低・普通・高」の三段階の設定が可能です。
この事から頻繁に動体を検知するようなら、動体感検出感度を低くする事で反応を少なくする事も出来ます。
Dash Cam 46Z
動体検知はかなり繊細で、駐車場の遠くの車の動きにも反応します。
衝撃検知の感度は本体の設定に左右されますが、私の場合、普通のドアの開閉やドライバーの乗降では反応せず、リアゲートを思い切り閉めると反応するぐらいにしています。
駐車監視が反応した場合、乗車した際にアプリを立ち上げていなくてもスマホに通知が入るのはSDカード異常があった場合と同様で、いちいち本体の液晶を確認する必要がないのは非常に便利です。
駐車監視中の動体検知レベルを検証!
こちらの動画では、ケンウッド「DRV-MR745」のモーションセンサー感度を検証しています。
結論として、車上荒らし対策として十分なセンサー感度のドラレコと言えます。
高感度に設定した場合は、付近を通る通行人にも反応する可能性が高いです。
ボンネットがある普通車の場合は、センサー感度を普通以上に設定することをおすすめします。
反応距離 | 感度(低) | 感度(普通) | 感度(高) |
5m | × | × | △ |
3m | × | 〇 | ◎ |
1m | ◎ | ◎ | ◎ |
駐車監視中のセンサー感度を設定しよう!
それでは、大手4メーカーのセンサー感度の設定方法や調整方法を解説していきます。
- コムテック
- ケンウッド
- ユピテル
- パイオニア
センサー感度レベルの設定方法や口コミは?
ドライブレコーダーの大手メーカーごとに、センサー感度の設定方法を紹介します。
①コムテック
設定画面より「おまかせ録画」を選択し、「Gセンサー」・「駐車監視衝撃感度」の項目から設定します。
感度設定を間違えると、ドアを閉めるだけで頻繁に録画が開始されるようです。
②ケンウッド
設定画面より「衝撃検知感度(イベント)」の項目から設定します。
衝撃検知レベルを1~5段階、さらに衝撃後の録画時間を10~30秒で設定できます。
しかし、検知レベルを最大にしても感度が鈍いようです。
③ユピテル
設定画面より「Gセンサー感度」の項目から設定します。
特徴は、前後・左右・上下とセンサーの範囲による感度レベルを細かく設定できることです。
④パイオニア
設定画面より「システム設定」、「クルーズスカウター設定」、「イベント録画設定」から設定します。
イベント録画のオン・オフ、感度レベルを5段階から設定可能です。
感度レベルの調整方法は?
やり方としては、タオルなどを当て布にして車に適度な衝撃を与えてみましょう。
もっとも高い感度状態から、徐々に感度レベルを下げていき自分の好みのセンサー感度にカスタマイズしましょう。
ボディだけでなく、バンパーや窓ガラスなど様々な場所で検証します。
その際、ドライブレコーダーが光ったり警告音が鳴れば感知しています。
センサー感度の”幅”は重視すべきか?
上位機種のドラレコは10段階(1~10)も感度設定できますが、下位機種のドラレコは3段階(低・中・高)しかできません。
しかしながら、感度設定の幅が広いドライブレコーダーが一概に優れているとは限りません。
以下は、価格ドットコムの口コミです。
私が使っている下記のパイオニアのND-DVR1やVREC-DZ500-Cは駐車監視中の感度設定を高めにしておけば、ドアを普通の力に閉めれば録画を開始します。
しかし、CSD-790FHGでは駐車監視中の感度設定(パーキングモード感度)を最高感度の10に設定しても、普通にドアを閉めた程度の衝撃では録画にならないという事ですね。
10段階もの感度設定があるのなら、僅かな衝撃でも録画を開始してほしいですよね。
因みに前述のND-DVR1の駐車監視中の感度設定は低感度、標準、高感度の僅か3段階です。
10段階で設定できるCSD-790FHG(セルスター製)よりも、3段階しか設定できないND-DVR1やVREC-DZ500-C(パイオニア製)の方がセンサーが高感度なようです。
重視すべきは、”感度の幅広さ”ではなく”感度の程度はどのくらいか”ということです。
まとめ:口コミサイトで”リアルな声”をチェックする!
今回は「ドラレコの駐車監視機能の衝突・人感センサーがどのくらい感知するのか?」について解説しました。
センサー感度の感知レベルの設定は重要です。
ドライブレコーダーの感度設定を一度確認してみることをおすすめします。
センサー感度を調整したうえで、感度レベルに不満があるならドライブレコーダーを買い替えるべきです。
これからドライブレコーダーを購入する予定の方は”感度の程度”を「価格ドットコム」や「みんカラ」で調べて購入しましょう。
注意点として「実際に使用したことのある人の口コミやレビュー」でないと参考になりません。
センサー録画機能を活用して、駐車中の万が一に備えましょう。