ドライブレコーダーが駐車監視で光る？メーカー別ランプの挙動を紹介！

ドラレコの点滅しているライトは「パイロットランプ」や「インジケーターランプ」と呼ばれています。

このランプの点灯が、ドラレコの録画開始やエラー情報などさまざまなことを教えてくれるのです。

しかし、注意点としてランプの点灯や点滅・色による意味合いはメーカーごとに違います。

つまり、自分のドラレコメーカーの光のサインを理解する必要があるのです。

関連記事　駐車監視する前に絶対知っておいた方がいい”デメリット”とは？

ドライブレコーダーが光る理由とは？

これからは駐車中もドラレコ常時録画するしかないな。
幸いZOOM Q2nを使ってるので赤いパイロットランプが点くし、外からでも録画中だとわかる。

— 軌道塔 (@Arnaigh) April 9, 2020

ふと車内を見ると、ドライブレコーダーのランプが点滅していることがあります。

ドラレコの光るランプは「パイロットランプ」と呼ばれています。

まずは、パイロットランプが光る理由を解説していきます。

ドライブレコーダーの状態がすぐにわかる！

この「パイロットランプ」の点灯や点滅は、ドライブレコーダーの録画状態やモードを教えてくれるものです。

ドライブレコーダーのメーカーによって違いがありますが、点滅の回数や色、点灯により動作の状態が分かります。

例として、コムテック製「ZDR024CE」の場合、3回点灯で駐車監視状態を、点灯で録画開始を知らせてくれています。

ランプがあおり運転対策になる？

「リアカメラ」にパイロットランプがあれば、後続車両にドライブレコーダーの存在をアピールしてくれます。

つまり、ドラレコの光が車間距離をつめることを抑制してくれる効果もあるんです。

犯罪の抑制にカメラの存在が有効であることは、様々な研究や実験でも立証されています。

参考：防犯カメラの設置による窃盗犯罪の抑止効果について

【メーカー別】ドラレコが光るのはなぜ？

注意点は、メーカーによってランプのシグナルに種類があることです。

特に覚えて欲しいのは「異常な状態」、録画不能状態です。

自分のドラレコのメーカーのランプシグナルを確認してみましょう。

コムテック

コムテック製のドライブレコーダーは、緑ランプが録画状態です。

オレンジのランプが点滅したら録画されていない可能性があります。

高温、低温の為録画不能状態について

オレンジのランプは「高温や低温が原因の録画不能状態」も表しています。

ドラレコは適応可能な温度環境下でしか動作しないので注意しましょう。

わかりますよ😵
昼の休憩が炎天下の車ですからね😅
今日も、外気温が36度でしたから…
もうちょい温度が上がると他社の軽ですけど…パイロットランプが付いて、ドライブレコーダーが高温の為と停止しますよ😭

— スパイク (@fk0grUjB6uTibuk) August 4, 2021

ユピテル

ユピテル製ドライブレコーダーでは、赤色のランプであれば録画できています。

ただし、「ピピピピ」という音が鳴ったらエラー状態の可能性があります。

ケンウッド

ケンウッド製のドライブレコーダーは非常にシンプルです。

赤のランプが正常状態です。

セルスター

セルスター製ドライブレコーダーは、最新タイプ(複数のLEDランプ)とそれ以外のタイプとでランプ表示に差があります。

最新タイプ

録画用、P用(駐車監視)、カメラ用、無線LAN用、の4つのランプが状態によって点灯します。

各ランプ点滅の場合、マイクロSDカード・カメラに関するエラーが発生している可能性があります。

音声によるエラー表示もあるので安心です。

上記以外タイプ

パイオニア

パイオニア製のドライブレコーダーでは、前後カメラのランプの挙動に注意しましょう。

早い点滅・赤色の点滅の際は、エラー状態を疑いましょう。

前方カメラ

リアカメラ

ドラレコの録画形式とは？

各メーカーのランプについて説明する中で、「常時録画」や「センサー録画」・「モーション録画」などの用語が出てきました。

これらの録画形式について簡単に解説します。

センサー録画形式

ドライブレコーダーのセンサーが反応する録画形式です。

センサーの感度レベルの調整が重要となります。

衝撃センサー(Gセンサー)

車への衝撃や揺れに反応するセンサーのことです。

感度が高すぎると、雨や雹(ヒョウ)でも反応してしまうのが難点です。

人感センサー(モーションセンサー)

車に近づく人や動きに反応するセンサーのことです。

感度が高すぎると、近くの電柱でも反応してしまいます。

常時録画形式

可能な限り常に録画し続ける録画形式です。

録画時間や頻度など詳細は設定可能です。

万が一の録り漏らしを防げますが、車載バッテリーの消耗に注意する必要があることがデメリットです。

各録画形式のメリットやデメリットの詳細は以下の記事にまとめています。

 関連記事：【ドラレコ常時録画】デメリットだらけ？24時間愛車を守れる「超効率的」常時録画術！

【光ってアピール】おすすめドライブレコーダーは？

「パイロットランプ」付きドライブレコーダーは、実は上位機種にしか付いていないことが多いです。

選ぶ際は、リア(後方)カメラでアピールしてくれるものを選びましょう。

まずはランプが光ることによるメリットを解説します。

光るドライブレコーダーのメリットは？

録画中をアピールすることにより「あおり運転対策」になります。

この光により、自分もドライブレコーダーの異常を察知できます。

「”ドラレコ監視中”のステッカーはダサいから貼らない」という方でも、おしゃれにドライブレコーダーをアピールできるでしょう。

あおり運転対策

最大の特徴は、ライトの発光でドライブレコーダーをアピールしてくれることです。

警視庁によると、2020年6月～12月のあおり運転の摘発件数は”58件”でした。

このうち”54件”はドライブレコーダーに証拠映像が記録されており、あおり運転の証拠として活用されたそうです。

今まさに録画されていることをアピールしてくれる「パイロットランプ」は、抑止力として非常に強力でしょう。

参考：あおり運転が半年で58件摘発！ 罰則強化＆ドラレコ普及で抑止の効果はあるのか

異常の察知

また、パイロットランプはドライブレコーダーの状態を一目で教えてくれます。

点滅に違和感がある場合、何かしらの不具合が発生している可能性が高いです。

多くのエラーの場合は、SDカードのフォーマットをすると解消されることが多いです。

SDカードのフォーマットはドラレコに最も有効なメンテンナンス方法です。

下記事にすぐにできる「フォーマットのやり方」を解説しています。

 参考：ドラレコの『常時録画ができない』3つの原因と解決方法！そのドラレコ、ちゃんと録画出来てると言い切れますか？

おしゃれにアピール

2021年の「ドラレコ搭載率」のアンケート結果は、20代で68％(前年より15％増加)という結果となりました。

この割合は増加傾向にあり、今後は20代の若者向けのファッショナブルなドライブレコーダーが求められるでしょう。

パイロットランプで個性を出すことが当たり前になるかもしれません。

参考：国土交通行政インターネットモニターアンケート　自動車用の映像記録型　ドライブレコーダー装置について

おすすめドラレコを紹介！

パイロットランプ付きのドラレコとして、今回は2つのドライブレコーダーを紹介します。

• コムテック製：ZDR-024CE
• スマートレコ製：WHSR-610

コムテック製：ZDR-024CE

駐車監視はもちろん、タイムラプス機能、音声通知など上位機種のドラレコながら価格は23,000円程とコストパフォーマンスが高いドライブレコーダーです。

SDカードもフリーフォーマットなので、メンテナンスが楽です。

動画のように夜間の録画映像もかなりキレイです。

Amazonでの評価は星4.1、ペイペイモールでの評価は4.7でした。(2022年3月現在)

付けたドラレコはこれ　ZDR-024CE 1カメラ　サイズ小さめでロードスターにも合う感じ　とりあえず今回はシガーソケット給電のみで様子見 pic.twitter.com/MEeIwFpphk

— 白肌 (@white_skin) February 19, 2022

スマートレコ製：WHSR-610

株式会社TCL（ティー・シー・エル）から販売されているスマートレコというブランドのドライブレコーダーです。

30,000円を超える価格帯のドラレコですが、とにかく人気でおしゃれです。

選べる外観デザインや未来感のあるフォルム、機能も充実しています。

また、多くの輸入車ディーラーでは純正オプションとして選ばれている信頼性も魅力です。

スマレコWHSR-610後方カメラはこんな感じでLEDが点灯しています。#スマレコ#WHSR610 pic.twitter.com/WJHuhDWj3P

— ぺい (@Peiyang99) June 27, 2021

リンク

まとめ：ドライブレコーダーの”光”が送るサイン！

ドライブレコーダーが光ることで不安になってしまうのは、「光る理由が分からないから」です。

この光によって、ドラレコの状態を知ることができます。

しかし、点滅や点灯・色によるサインはメーカーごとに統一されてないので注意が必要です。

各メーカーごとに気をつけるべき発光サインは以下です。

また、光はドラレコの存在をアピールしてくれます。

カメラで録画されていることは、「あおり運転」や「車上荒らし」など走行の有無に関わらず犯罪を抑止してくれます。

メリッサ・ベイトソンらの論文(Bateson et al.[2006])によると、”眼の画像”も犯罪抑止効果があるのでそのようなステッカーを貼るものいいかもしれません。

事後の犯罪捜査への利用ではなく抑止・萎縮効果だけを狙うだけならば、実際には写す機能がないカメラ状のものを設置して「威圧」するとか、近年路上でよくある「眼の画像」を貼っておくだけでも良いのかもしれない。

引用：監視は行動を変えるのか：監視と犯罪抑止および萎縮効果