【ドラレコ駐車監視】バッテリー上がりするからやめた方がいい?「最悪の事態」を防ぐ前に読んで欲しい記事!

【ドラレコ駐車監視】バッテリー上がりするからやめた方がいい?「最悪の事態」を防ぐ前に読んで欲しい記事!

車のいたずらや盗難などから、24時間愛車を守るために「駐車監視機能付きのドラレコが欲しい!」という人は多いです。

しかし、同時にこんな悩みをよく耳にします。

バッテリー上がりが心配、そもそも駐車監視機能でバッテリー上がりするの?

駐車監視をしてもバッテリー上がりしにくくなる方法が知りたい!

結論から言うと、確かに駐車監視機能付きのドラレコはバッテリー上がりしやすいです。

しかし、「バッテリー上がり対策」をきちんと講じれば問題ありません。

①駐車監視機能とは?この機能で防げる犯罪は?

②メリットとデメリットは?デメリットを解消するドラレコは?

③そもそもなんでバッテリー上がりしやすいのか?

この記事を読むと「バッテリー上がりへの対策法」が5分ほどで簡単に理解できます。

車に乗っている時だけでなく、エンジンを切った後の愛車への配慮を考えているあなたは非常に防犯意識が高いです。

まずは、駐車監視機能で防げる犯罪について解説していきます。

それでは、さっそくすすめていきましょう。

この記事を書いたのはみやけん。

ドラレコで”駐車監視したい”ならコレ!「運行管理者」がガチでおすすめする【ドラレコ3選】

「駐車監視機能」とはなんなのか?

まずは、駐車監視機能についておさらいしましょう。

駐車監視機能付きのドラレコで防止・対処できる犯罪は”3つ”あります。

また、そういった犯罪への簡単な対策として「録画中」ということをアピールするステッカーを貼ることが効果的です。

ドライブレコーダーの駐車監視とは?

駐車監視機能とは、普段運転している時だけでなく、エンジンを切った後でも録画できる機能のことです。

メリットは、事件や事故の防犯対策と事後対処ができます。

世間の風潮として、ドラレコを搭載している割合は増加しています。

それに伴い、駐車時の犯罪(当て逃げやいたずら、車上荒らしなど)の発生件数は年々減少しています。

しかし、事件自体は確実に発生しています。

これらの犯罪に備えておかないと、確実にあとで後悔するでしょう。

実際に、ドラレコの映像がもとで犯人逮捕につながったケースも多数あります。

「駐車監視機能」で備えれる事件や事故は?

駐車監視機能がついているドラレコであれば、駐車中のさまざまなトラブルに備えることができます。

ぶつけてしまった相手が自ら申し出てくれればいいのですが、当て逃げされたり車上荒らしにあってしまったりと日常で犯罪にあってしまうリスクは誰にでもあります。

年度H24H25H26H27
車上荒らしの認知件数104,037件87,976件75,289件65,023件

参考:【車上荒らし対策】認知件数の推移とすぐにできる対策!

上表は「車上荒らしの認知件数の推移」です。

車上荒らしだけを取り上げたデータとしても、事件数は減少傾向にあります。

しかし、前述したように駐車中の事件は確実に発生しています。

事件数が減少したからと言って、「駐車監視する必要がない」というのは”短絡的な考え”と言えるでしょう。

車上荒らし

車上荒らしとは、駐車中の車内の金品など貴重品、内装・外装パーツが盗まれてしまいまう犯罪です。

上記の車上荒らしの認知件数のグラフでは、年を追うごとに件数は減少していってます。

しかし、都道府県によっては車上荒らしの事故件数が増加している事実もあります。

例えば、栃木県では、2020年上半期(1~6月)の車上荒らしの被害件数は、前年比の1.6倍と増加したそうです。

つまり、全国の車上荒らしの件数は減少しているが確実に被害者がおり、必ずしも車上荒らしに備えなくてもいいわけではないのです。

県警が2020年上半期(1~6月)に認知した車内荒らしの被害件数は、前年同期比203件増の542件で約1.6倍に増加していたことが、30日までに県警捜査3課のまとめで分かった。

参考:車内荒らし 前年比1.6倍 7割が住宅駐車場で被害 2020年上半期栃木県警まとめ

当て逃げ

当て逃げとは、駐車中の車に傷をつけてしまったが、あなたがその場に居合わせないのを確認した上でその場から逃げる、という犯罪です。

”ドアパンチ”などが例の一つです。

クルマにいたずら

駐車中のあなたの愛車に傷をつけたり、パンクをさせたりされる行為で、もちろんりっぱな犯罪です。

”10円パンチ”というコインなどでボディに線傷をつけられることがよく例に上げられます。

ドラレコで駐車監視する以外に対策はある?

参考:ALSOKみんなが作る!防犯何でもランキング

ALSOKがおこなった、「盗難や車上荒らしの対策をしていますか」(2011年12月21日~2012年2月14日の投票結果)というアンケートでは、ドアロックを確認するという人が最も多い結果となりました。

つまり、「少しの間だから施錠しなくても大丈夫」という考えは非常に危険なのです。

ドラレコなどのカメラで監視するだけでは、完璧な防犯対策とは言えません。

大事なことは、犯人に「めんどうな車だな…」と思わせることです。

駐車中の愛車を守る4つの方法

①ステッカーなどを利用して、明らかにドラレコで撮影中だとアピールする。

②フロントガラスをサンシェード、車本体をボディカバーで隠す。

③駐車時には自分の車を周囲の車両に近づけて停めないようにする。

④防犯カメラの近く、人通りや街頭のある場所など安全な駐車場所を選ぶ。

車両トラブル発生時は速やかに警察に通報しましょう。

せっかく駐車監視付きのドラレコを取り付けているのであれば、常時監視中であることをアピールするためにステッカーを貼りましょう。

ドラレコを取り付けてなくても、ステッカーが付いているだけでも犯人からしたら抑止力になることはまちがいありません。

「ドラレコだけじゃまだ不安…、もっとしっかり愛車を守りたい。」という防犯意識が高い方は、以下の記事をご覧ください。

 参考記事:【ドラレコ駐車監視】必要ある?メリットやデメリット、最強の防犯対策も解説!

まとめ

 駐車監視機能とは、普段運転している時だけでなく、エンジンを切った後でも録画できる機能のこと。

「車上荒らし」/「当て逃げ」/「車へのいたずら」などの犯罪は日常と隣り合わせ

 すぐにできる防犯対策は、

 ①ステッカーを利用しドラレコで撮影中だとアピールする。

 ②サンシェードやボディカバーで車内を隠す。

 ③周囲の車両に寄せすぎないよう駐車する。

 ④防犯カメラ、人目に付く場所など安全な駐車場所を選ぶ。

なぜ駐車監視機能で「バッテリー上がり」するのか?

駐車監視機能をつかうことによるバッテリー上がりの問題は、駐車監視機能付きドラレコを選ぶ上での最大のネックだと言えます。

なぜなら、実際にバッテリー上がりをして困ったという情報がネットには溢れているからです。

まずは、簡単にバッテリー上がりのメカニズムを説明します。

駐車監視によるバッテリー上がりのメカニズム

結論からいうと、充電と放電の繰り返しでバッテリーが劣化し、結果としてバッテリー上がりを起こしてしまいます。

 

スマートフォンでイメージするとわかりやすいです。

スマホを充電を何度もしているうちに、電池持ちが悪くなったことありませんか。

この状態がバッテリーの劣化です。

そして、何年も使っているスマホはすぐに電池切れになりませんか。

この状態が、バッテリー上がりです。

駐車監視中、クルマのバッテリーは「充電」と「放電」を繰り返す。

これと同様の現象が、車のバッテリーでも発生しています。

クルマ本体のバッテリーは、充電と電気の消費(放電)を繰り返します。

充電走行時にエンジンと発電機が回転し、バッテリーが充電される。
放電ヘッドライトなどの電装品の使用時に電気を消費される。

 

充電した電気量よりも消費した電気量が多いと、バッテリーの劣化、結果的にバッテリー上がりにつながります。

駐車監視機能は、エンジンが止まっている状態で動作します。

つまり、充電がまったく行われない状態です。

この状態から、蓄えられた電気をじわじわと消費していきます。

駐車監視機能でバッテリー上がりするまでのストーリー

あなたは防犯対策として、駐車監視機能付きのドラレコを取り付けました。

バッテリー上がりについても、毎日通勤で車をつかうので問題ないとディーラーに言われたので安心です。

 

土日は休みですが、休みの日は家でゆっくりすることが多く、ほとんど車を使いません。

平日はもちろん、車で会社に出勤します。

この時、休日は車を使っていないのでバッテリーも使っていない、つまり「充電がされないまま車内の電気量は消費されている状態」です。

そして、平日には充電をする。

スマホでいうと、充電を繰り返してバッテリーが劣化している状態です。

 

ある日、長期の連休があり5日間の旅行に行きました。

車には駐車監視機能が付いているので置きっぱなしでも安全です。

しかし、車のバッテリーは度重なる充電の繰り返しで「バッテリーが劣化しており、電気の消費効率が悪い状態」でした。

 

そのため、旅行から帰ってきて翌日の出社時に「バッテリー上がりに気付く」結果となってしまうのです。

車のバッテリーの寿命

駐車監視をする場合のバッテリーの寿命は、3年以下だと認識しましょう。

本来、バッテリーの寿命は3年~5年と言われています。

しかし、この一般的な寿命は駐車監視機能を利用していない場合です。

 

駐車監視機能付きドラレコを使用すると、バッテリーの充放電回数が著しく増えます。

結果として、バッテリー劣化が早まります。

車のバッテリー劣化の予兆

バッテリー劣化の予兆を知るポイントは3つです。

車のバッテリー劣化の予兆

①エンジンのかかりが悪い気がする。

②ヘッドライトの明るさに違和感がある。

③パワーウィンドウの開閉スピードが遅い。

上記の症状が頻発したら、ディーラーやカー用品店でバッテリーの状態を確認してもらいましょう。

まとめ

充電と放電の繰り返しでバッテリーが劣化し、結果として「バッテリー上がり」を起こす

駐車監視をする場合のバッテリーの寿命は、「3年以下」

 車のバッテリー劣化の予兆は、

 ①エンジンのかかりが悪い

 ②ヘッドライトの明るさに違和感がある

 ③パワーウィンドウの開閉スピードが遅い

駐車監視機能のデメリットとメリットは?

駐車監視機能のメリット・デメリットを知ることで、駐車監視機能の必要性がわかります。

車に乗っていなくてもトラブルに備えれるというメリットはかなり大きいです。

しかし、駐車監視機能には高いメリットがある分「いくつかのデメリット」があるのも事実です。

駐車監視機能のメリット

駐車監視機能の最大のメリットは、車から離れているときも常時録画してくれることによる防犯対策と事後対処ができることです。

しかし、実際にドラレコの駐車監視機能によって、事件や事故の解決につながるのでしょうか?

最近のニュースでは、北海道旭川市で10円パンチによる傷(30万円超の被害総額)をつけた男がドラレコの映像をもとに逮捕されました。

参考:タクシー周辺まわり「線状の傷」つける…ドライブレコーダー”サイドミラー”にしっかり記録 58歳男逮捕

もし駐車監視機能がついてなければ、この事件は解決には至らなかったでしょう。

すべての事案がドラレコの映像で解決できるわけではないですが、ドラレコが事故や事件の解決につながるのは確実です。

駐車監視機能の3つのデメリットと対策

駐車監視機能は、駐車中もしっかりと愛車を監視してくれるすばらしい機能です。

しかし、それゆえ負担のかかる機能でもあります。

そのため、3つのデメリットがあります。

①SDカードの容量が足らなくなる

ドラレコに最初から付属している低容量のSDカードでは、駐車監視機能のように長時間記録を前提とすることには向いていません。

対策

大容量のSDカードを利用しましょう。

一般的に、24時間録画したい場合は、128GB~200GBくらいのmicroSDカードが必要とされています。

②カメラの死角では映像を残せない

前後のみの2カメラタイプでも、角度によってはどうしても死角が発生してしまうでしょう。

対策

360度全方位カメラであれば、1台で全方向を録画してくれます。

また、予算はかかりますが、前後のみだけでなく更に複数台のカメラを設置するという手もあります。

 

③バッテリーの劣化につながりやすい。

「停車中の放電」と「走行中の充電」の繰り返しにより、車のバッテリーは徐々に劣化していきます。

対策

・本体バッテリー以外から給電する。

外部のバッテリーやモバイルバッテリ―を給電先にすることで、車の本体バッテリー上がりの心配はほとんどなくなります。

「バッテリーが内蔵されているタイプのドラレコ」でもバッテリー上がりの対策にはなります。

しかし、録画時間が短く充電時間が長いのがデメリットです。

給電先バッテリーへの負担録画時間取り付け価格
車本体バッテリー×
外部バッテリー××
ドラレコ内蔵バッテリー×

外部バッテリーの価格評価は、「×」としていますが、「バッテリー上がりした場合の費用」や、「バッテリー交換の費用」などを含めると長い目で見るとお得です。

ただし、取り付けは電設系の知識が必要なので初心者が自分で取り付けるのは避けた方がいいでしょう。

駐車監視機能のメリット・デメリットのまとめ

メリットデメリット
車から離れているときも常時録画してくれることによる
「防犯対策」と「防犯対処」ができる。
①長時間録画するなら、SDカード容量不足になる。
②死角を狙った犯行をされると、意味をなさない。
③バッテリーの劣化につながりやすい。

各デメリットは、ドラレコ本体やSDカードの選び方次第で対策できる。

デメリットを打ち消すドラレコを選ぶのが正解。

まとめ:駐車監視機能で「バッテリー上がり」しやすくなるのは事実!

今回は、「駐車監視機能付きドラレコのバッテリー上がり対策」について紹介しました。

①駐車中に発生する恐れのある犯罪と対策法は?

主に「車上荒らし」/「当て逃げ」/「車へのいたずら」が発生する可能性がある。

駐車中にできる対策まとめ

 ①ステッカーを利用しドラレコで撮影中だとアピールする。

 ②サンシェードやボディカバーで車内を隠す。

 ③周囲の車両に寄せすぎないよう駐車する。

 ④防犯カメラ、人目に付く場所など安全な駐車場所を選ぶ。

②バッテリー上がりしてしまうメカニズムは?

充電と放電の繰り返しでバッテリーが劣化し、結果として「バッテリー上がり」を起こす。

駐車監視をする場合のバッテリーの寿命 車のバッテリー劣化の予兆
通常なら、3年~5年
駐車監視するなら、3年以下
①エンジンのかかりが悪い
②ヘッドライトの明るさに違和感がある
③パワーウィンドウの開閉スピードが遅い

③「駐車監視機能」のメリット・デメリットと対策は?

メリットデメリット
車から離れているときも常時録画してくれるので
「防犯対策」と「防犯対処」ができる。
①長時間録画するなら、SDカード容量不足になる。
②死角を狙った犯行をされると、意味をなさない。
③バッテリーの劣化につながりやすい。
「駐車監視機能」の対策
128GB~200GBくらいの大容量のSDカードを選ぶ。
360度全方位カメラや複数台のカメラを設置する。また、設置後に映像をちゃんと確認する。
自動車本体バッテリーでなく、「外部のバッテリー」や「モバイルバッテリ―」を給電先にする。

 

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